F&Aレポート

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「おもてなし」と「カスハラ」の間で揺れ動く従業員を守る

 先日、「クレーム対応、カスハラ対策研修」を行いました。カスハラを巡る状況は、最近動きがずいぶん加速しています。2022年2月には「カスタマーハラスメント対策企業マニュアル」を厚生労働省が発表し、各業界でカスハラに関する行動指針が策定される...
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箸に始まり箸に終わる日本食

 先日、いつもの蕎麦屋に入ると、外国の観光客らしき人たちが数名、テーブルを囲んでいました。地方の小さな蕎麦屋にも海外からのお客様はやってくるのだと、あらためて『インバウンド消費』という言葉がよぎりました。 まさか、蕎麦をフォークで食べたりは...
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ビジネスマナー研修の現場から〜敬語、言葉づかい 「どちらのご案内をご覧いただいて、ご連絡をいただいておりますか?」

 昨日、若手社員対象にビジネスマナー研修を行いました。異業種が集まる研修で午前10時から午後4時まで、昼休憩をはさんで、挨拶、言葉づかい、電話応対、身だしなみ、ホウレンソウなど、一通りをぎゅっと詰め込んで、それぞれのポイントを確認し理解を深...
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「右も左もあり」手を前で重ねるときは、どちらが上か

 お辞儀をするときや、姿勢を正すときに手を体の前で重ねるときは、「左手が上」というマナーがあります。 ただ、最近のマナー本では「右手が上」という教えもあります。これは接客業などで、お客様に対して、すぐにサービスができるという考え方からきてい...
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「お金」は人を動かす

 2024年7月3日、新札(新紙幣)が約20年ぶりに発行されます。一万円札、五千円札、千円札のすべての紙幣のデザインが変更され、そこに描かれる人物もチェンジします。 一万円札は、福沢諭吉から渋沢栄一に、五千円札は樋口一葉から津田梅子に、千円...
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「お辞儀と挨拶は、人生のパスポート」

 日本を代表する小説家の一人、吉川英治氏は次のような言葉を残しています。「この人生は旅である。その旅は片道切符の旅である。往きはあるが、帰りはない。この旅で様々な人と道中道連れになる。それらの人と楽しくスムーズにやっていくには人生のパスポー...
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大岡越前に学ぶ人心掌握の極意

「大岡越前」といえば、時代劇を思い出す人も多いと思います。江戸時代、民衆のために働いてくれたお奉行様。現代でいえば「今だけ」「金だけ」「自分だけ」の政治家ではなく、民を思い、民のための国づくりを行うヒーローのような政治家ということになるでし...
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「差し入れ」「手土産」「おすそ分け」

 ゴールデンウィーク真只中です。仕事の方もお休みの方も、これからまだゴールデンウィーク後半が控えています。郷里に帰る時や、職場への心遣いで、ちょっとしたお菓子などを配ることもあるでしょう。その際は、「差し入れ」になるのでしょうか。それとも「...
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エンゲージメントを高める入社式とは

 エンゲージメントとは、エンゲージリングと言うように、「婚約」「誓約」「約束」などの意味ですが、「深いつながりをもった関係性」を表す言葉です。ビジネスでは「仕事に誇りを持っているか」「やりがいはあるか」「熱意はあるか」等。「エンゲージメント...
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「ライラックの法則」と「二十四節気(にじゅうしせっき)」

「ライラックの法則」をご存知ですか?「ライラック」とはモクセイ科の植物で、紫の花を咲かせます。キンモクセイと同じように香りの良い花で、フランス名は「リラ」。「ライラックの法則」は、ベルギーのアドルフ・ケトレーという天文学者が導き出した開花の...
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入社式の社長挨拶

 4月になり多くの企業で新入社員を迎え、入社式が行われました。入社式に親が同席する。アバターが司会をする、新入社員と握手を交わすなど、最近の入社式ではいろいろ工夫がされているところもあるようですが、「社長挨拶」は、古今東西変わらず行われてい...
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Z世代へのエール「仕事ノート」をつくろう

 新しいリクルートスーツに、新しいネクタイを締めた若い人たちを街で見かけると、「おっ、新社会人かな?」と、思ってしまいます。 実際には新しいかどうかわかりませんが、なんとなくスーツが体にフィットしていない感じや、ネクタイの結び目がしっくりき...
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願いを叶える最大のコツは、○○ことである

 春になっても寒い日や風の強い日がありましたが、今年もようやく日本列島の桜が咲き始めました。週末はお花見で賑わうところも多いことと思います。 春といえば桜。桜といえばお花見。老いも若きも桜には特別な思いがあります。全国の桜の開花予想が発表さ...
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別れの季節の「瀬をはやみ、、、」

 年度末から新年度へと、慌ただしく季節が巡ります。卒業や異動、転勤などで別れが多いのもこの時期の特徴です。住み慣れた環境、心通う人たち。「まだ、この場所に残っていたい」と、心の内で願っても、逆らえない大きな節目というのは、仕事にも、人生にも...
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翻訳できない世界のことば 〜An Illustrated Compendium of Untranslatable Words from Around the World〜

 たとえば、広島弁の「たいぎい」は、標準語で表現するとどんな言葉になるのでしょうか。時代劇でお殿様がよく使う「大義であった」の「たいぎ」とは違います(ちなみに「大義であった」とは、人の苦労をねぎらう言葉です)広島弁「たいぎい」は、標準語に訳...
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春分の日は「宇宙の元旦」

 2024年「春分の日」は3月20日です。春分の日は昼と夜の長さが同じで、この日を境に昼の時間が長くなります。また、春分の日は、太陽が12星座の始まりである牡羊座に入るので、宇宙における新年の始まり、すなわち宇宙の一月一日であると言われてい...
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行動経済学入門 勘違いが人を動かす 3 「人と同じじゃないと不安」同調と社会性

「社会性」または「同調」。「権威主義」「承認」「評判」など、このハウスフライ効果は群れを形成する。群れには厳格なルールと明確なヒエラルキーがあり、もっとも権威のある者を手本にして、他はそれに倣う。この種の一体感は賞賛に値するものの、暴走する...
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「みんな」の持つチカラ

 子どものころ、欲しいものを親にねだる時、必ず言っていた言葉があります。それは、「みんな持っている」です。私自身も親になって、子どもから「みんな持っている」と言われると、不承不承でも納得せざるを得ない状況がありました。良い悪いは別として「み...
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「参考になりました」を、訂正するメールを送るかどうか

 先日、マナーについてお問い合わせがありました。「目上の方に、『大変参考になりました。ありがとうございました』というメールを送ってしまったのですが、『参考になりました』が、目上の方に使う表現ではないと後から知りました。訂正したメールを送るべ...
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日本語が消滅の危機 2 国際化には日本語よりも英語の学習が大事?

 日本は第二次世界大戦で敗戦国となりましたが、幸いなことにアメリカのGHQ支配は短期間でしたし、英語を強要されることもなく済みました。地理的に日本は、アメリカとは太平洋を隔てた遠い島国であり、直接統治にはコストがかかりすぎる。その上、日本は...
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