F&Aレポート

古代メソポタミア文明の遺跡に「近頃の若い者は」という文字が刻んであるそうです。古今東西「若い人」は、新しい文化を持ってやってきます。旧いものと新しいものの融合が、チームのパワーになれば、これほど嬉しいことはないでしょう。長年人材育成に携わっ...
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セミナー会場の「好きな席」、どこに座りますか?

定期的にセミナーや講座を開いていると、「どこの席に座るか」は、個人によって決まっているように見えます。後ろの席、戸口の席、講師に近い席など、それぞれに好みがあります。後ろに座る人は、いつも後ろの席。前の席が好きな人は、どこが開いていようが、...
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増え続けるコロケーション 漢字は同じ、どう読む?

「コロケーション(collocation)」とは、ある程度固定化して使われる言葉の組み合わせのことをいいます。使われ続けていくうちに変化していくものも多くあります。  たとえば、「雪辱を果たす」を「雪辱を晴らす」という言う人が増えています。...
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「無音」は心地よいか?

「音ハラスメント」について、以前ご紹介しました。「足音」「鼻をすする音」「パソコンのキーボードを叩く音」「キャビネットの扉や引き出しの開け閉めの音」など。いずれもご本人は無意識でやっていることがほとんどなのですが、人によっては気になって仕方...
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コロケーション〜「実はどっちも正しい」日本語の揺れ

「コロケーション(collocation)」。聞きなれない言葉かもしれませんが、ある程度固定化して使われる言葉の組み合わせのことをいいます。このコロケーションを使いこなせるかどうかが、表現力や文章力のアップのコツになります わかりやすく説明...
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転職ブーム、人生は己を知る旅?〜自分のことは他人に聞いてみよう

高校生のキャリア教育をしていると、「夢は特にない」「自分の『強み』が、わからない」といった声を時々耳にします。まだ高校生なので、今から取り組めば、どんな夢だって叶いそうです。こちらからみると、羨ましいほどの可能性をたくさん秘めている彼ら彼女...
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ディスカバー・ジャパン・アゲイン2025 〜日本のことば編 2「小学生からチャレンジ すごい変な文章を見抜いて国語力を上げる本」

前回のレポートでご紹介すると、「面白い」「すぐに注文しました」などの反響が寄せられました。この本には漢字、政治、経済、社会など、世の中のことをよく知らないと答えられない問題もあります。でも安心してください。ここでは問題を解けなくても、注意深...
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あなたも知らないうちに加害者になっている?「音ハラスメント」

机の引き出しを閉める音、パソコンのキーボードをたたく音、ノック式ボールペンをカチカチと鳴らす音、スリッパのような履物でオフィス内をパタパタと歩き回る音……。  さらに、鼻をすする音(花粉症の季節には仕方がないこともあるのですが)。鼻をすすっ...
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ディスカバー・ジャパン・アゲイン2025 〜日本のことば編「小学生からチャレンジ すごい変な文章を見抜いて国語力を上げる本」

●表題の「すごい変な文章を見抜いて国語力を上げる本」(監修   毎日新聞校閲記者 岩佐義樹)は、『小学生からチャレンジできる』と、ありますが大人でも思わず「?」。そもそも間違いに気づかない、または、どこか変だなと思っても、何が変なのかよくわ...
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変わりゆくマナー?「ナプキンの輪」

「レストランの食事で、ナプキンの輪(折り目)はどちらに向けたらいいのでしょうか?」と、いう質問を受けました。  テーブルマナーでは、ナプキンの輪は自分の体側に向けますが、最近のマナー本には反対のことが書かれているので、どちらが正しいのか迷う...
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一生楽しく働く教え〜 「大きく成長するための小さな習慣」101歳、現役の化粧品販売員 トモコさんに学ぶ 2

トモコさんの哲学に、「どう思われているか」ではなく、「自分はどうありたいか」に軸足を置く。というのがあります。万人に愛されるのは不可能。それにいったん「この人はこういう人」と思うと、滅多なことで評価を変えません。まして、その他人が自分を幸せ...
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「わたしが一番きれいだったとき」茨木のり子

戦後80年ですが、「これは昔のこと」と、言えない現実が今も世界のどこかにあります。「わたしが一番きれいだったとき」に、あなたは何を感じますか。その思いこそ大切に伝えていくべきなのでしょう。 『詩文芸』1(2),詩文芸社,1957-08. 国...
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一生楽しく働く教え〜 「大きく成長するための小さな習慣」 101歳、現役の化粧品販売員 トモコさんに学ぶ

キャリア・コンサルタントとして、学生や新入社員によくお話しすることがあります。それは、「『楽しく働きたい』と思うなら、仕事を早く覚えること。自分の仕事を好きになること」ということです。 学生時代に得意(好き)だった教科は、他の教科よりも、た...
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「丹田(たんでん)を伸ばす」+「深い呼吸」=「疲れにくい脳」

私が主催する話し方講座では、準備体操として数分間の「深い呼吸」をします。これは、気持ちをリセットして集中力を高めることができます。また、「深い呼吸」では、呼吸回数がかなり少なくなります。  成人の呼吸数は、1分間に12回〜20回が正常値とい...
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ディスカバー・ジャパン・アゲイン2025 〜「御朱印」編

昨年11月、箱根神社に参拝した折、御朱印をいただくために長蛇の列に並びました。平日にも関わらず30人ぐらいは並んでいたと思います。普段は巷の人気店に並ぶ行列を冷ややかに見る私も、このときばかりは、いそいそと並びました。順番を待つ時間さえ、何...
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大寒「寒の水」

1月20日は大寒ですが、2月3日節分(立春の前日)までの15日間を大寒と呼ぶこともあります。大寒は一年で最も寒さが厳しい時期で、冬から春への移行期と言われます。  今日が大寒の初日なら、2月3日の節分が大寒の最終日ということになります。  ...
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ディスカバー・ジャパン・アゲイン2025 〜「一の宮」編

2024年10月の訪日外客数は、3,312,000人(日本政府観光局、10月時点)と発表されています。これまで最多数だった2019年同月比32.7%増で、10月までの累計は、30,192,600人で過去最速で3,000万人を突破したと言われ...
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「験を担ぐ(げんをかつぐ)」〜言霊の幸わう国(ことだまのさきわうくに)

たとえば、結婚式で「切る」「別れる」「終わる」などの言葉は、「忌み言葉」と言われ、避けたい言葉として知られています。葬儀では、「迷う」「追って」「続いて」「重ね重ね」「浮かばれない」など、同様に忌み言葉です。  考えてみれば面白いと思いませ...
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お菓子の話 2 〜唐菓子(からがし)から発展した和菓子 

公式に仏教が伝えられたのが欽明天皇戌年(538年)とされていますが、その頃より日本は大陸との接点を持ち、親交を深め、さまざまなことを学んでいきました。  たとえば間食としての食べ物も、自然物をそのまま食べるだけでなく加工するという調理技術に...
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2024年流行語「界隈」は、これからも爆走?

2024年新語・流行語大賞トップ10入りした「界隈」は、Z世代の調査では1位だそうです。もともと「そのあたり一帯」を示す言葉でしたが、SNSなどで、特定の「仲間」や、「近い存在」を表す言葉になったと言います。  たとえば、「風呂キャンセル界...