F&Aレポート

「おじさんビジネス用語」でコミュニケーション

「おじさんビジネス用語」でコミュニケーション

 「おじさんビジネス用語」と言われるものが話題になっています。「産経ニュース」(2月28日)で紹介された直後に、いわゆる「バズった」(SNSやネット上で多くの人から注目や反応があること。拡散されるなど)らしいのです。

 なぜ「バズる」のか。それはZ世代には意味不明な言葉だからということで、昭和レトロなビジネス用語の「おじさんビジネス用語」を早速チェックしてみました。

「一丁目一番地」=最優先課題
「ガラガラポン」=仕切り直す、白紙に戻す
「ロハ」=ただ、無料。只という漢字から派生
「よしなに」=いい具合に、適切に
「ビンゴ」=当たり
「えいや」=気合いで
「全員野球」=一丸となって、一致団結する
「ツーカー」=以心伝心
「テレコ」=互いに違いにする
「イケイケドンドン」=勢いよく突き進む

 上記のほかにも「蕎麦屋の出前」というのがありました。これは、進捗が遅れているときに「今やっているところです」とあいまいに報告して、その場を取り繕うこと。(昭和の時代には蕎麦屋の出前は一般的で、注文状況によっては遅れることもよくあったため。現代の出前はウーバーイーツですが)

 何かとカタカナ用語に偏りがちなビジネス用語とちがい、文化的な要素も含む「おじさんビジネス用語」。いいじゃないですか。あえてコミュニケーションの切り口にして、世代間のギャップを埋めるという逆手戦略もありだと思います。

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