あなたは日本語ペラペラですか 3 「依頼表現」は伺いをたてる言い方にすると角がたたない
たとえば、「明日までにご連絡ください」と言われると、「依頼」というよりも「指示」「軽い命令」のようにも感じる。まして、これがメールのような文章になるとなおさら「上から目線」っぽい「指示」を感じる。社内ならまだしも、これが客先・取引先に宛てたものになると、ぞんざいな会社という印象を与えかねない。「?してください」よりも「?していただけますか」「?お願いできますか」という依頼表現にすると印象はガラリと変わる。さらに「お手数ですが」などの「クッション言葉」がプラスされると「手間ひまかけてすみません」という気持ちが感じられる。事務的、横柄、気が利かない…などのレッテルを貼られるタイプは、往々にして「クッション言葉」なしの「してください」型が多い。今回は依頼表現を見直してみたい。(参照 美しい日本語と正しい敬語が身につく本)
1.伺う形~相手の都合や意向を伺いつつお願いする