ボストーク

2026年を迎えて 考えることの大切さ

2025年を振り返って思うのは、考えることがとても大事になってきたということです。

トランプ政権が繰り出す関税政策では、まず関税とはどのようなものかを考えます。
経済にどのような影響があるか
歴史的にどのような問題が起きたのか
貿易上どんな問題が起きるのか
関税が物価に影響すれば経済面でどのような問題が起きるか
そもそも為替の統計はどうなっているのか
なぜ中国との間では他の国と比べて強硬に進めないのか
大国が自由に決めて良いのものなのか(米国では裁判中です)
調べて考えなければいけないことが膨大にあります。

高市政権誕生についても考えます。
補正予算とは何か
財政政策が金利や為替に結びつく流れはどうなっているのか
そもそも財政赤字の何が悪いのか
プライマリーバランスとは何なのか
日本経済はどうすれば元気になるのか(経済政策とはどうあるべきなのか)
少子高齢化の行き先はどうなるのか

考える時にとても貴重な存在がAIです。以前はGoogleを使ってネット検索をしていました。今もネットで調べるのは基本ですが、頭の整理ができつつある段階でAIに聞いてみます。しかし、AIが必ずしも正確な答えを出すとは限りません。間違いがないのか、自分が考えようとしている方向と合っているのか考える必要があります。

AIについては、新しい技術であること、使う場面によって無数の機能があることから、AI自体についてもいろいろ考えます。そう考えると、AIは人の思考を単純化するものではなく、逆に複雑化させるツールです。

SNS+スマートフォンの普及で多くの人が短い言葉、わかりやすい言葉に影響を受けやすくなりました。しかし、世の中はより複雑になり、簡単に答えが出なくなっています。事態が複雑に絡まり合って分かりにくいのです。しかし、難しい世の中を単純なものに置き換えてしまっては本質が分からなくなります。それはとても危険なことです。すべてを理解する必要はありません。最低限、世の中は複雑で単純な解決策などないことを理解しておくこと、何でも疑ってみることが大切です。少しずつ自分の枠組みで世界を組み立ててみてはいかがでしょうか。

そのためにも、自分で読む(新聞や本そしてネット)、書く(手で、PCで、スマホで)、聞く(ポッドキャスト、Voicy、ラジオも)、会話する(わかり合える人と)、そして考える(自分自身)、その行動が大切だと思います。

2026年はもっと大変な年になりそうです。
酒井啓司税理士事務所は今年も税理士の目線で世の中で起きていることを一生懸命考えて参ります。
どうぞ一緒に考えてみましょう。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
考えることはいっぱいあるけれど、皆さまの2026年が良い年でありますように!