F&Aレポート

和室でのマナー

踏んではいけないもの3つ

 最近のマンションでは、和室がないタイプが珍しくないと聞きます。理由は、「そもそも和室を使わない(必要ない)」「使い勝手が悪い」「畳や襖、障子などの管理が面倒」というのが理由だそうです。というわけで、畳を珍しがる子供たちも増えているといいます。

 家に和室がないと、思いがけないところにNGがあることにも気づかないことも多いと思います。念のため確認しておきましょう。

 まずは、和室には踏んではいけないものが3つあります。
 1つ目=座布団
 2つ目=敷居(襖や障子を開け閉めするレールの部分)
 3つ目=畳のヘリ(畳のふちをくるんでいる別布の部分)

 敷居と畳のヘリは、座ることもNGです。その他、茶道で使用される和室は、炉(お湯を沸かすために畳が切られた部分)も踏んだり座ったりしてはいけません。

靴のにおい、サンダルの素足、くたびれた履物

 夏場だと、素足にサンダルで出かけることが多くなるのですが、和室に上がるとき、素足で入室するのはやめましょう。

 料亭や神社仏閣、ご自宅を訪問する際に、靴を脱ぐことが予想される場合は要注意です。靴のにおいや、足のにおいなどは、言わずもがな。また、汗をかいた足でペタペタと畳(カーペット)の上を歩かれるのは不快なものです。

 清潔な靴下(お茶席では白い靴下)を用意していき玄関で履き替えるか、足のにおいが気になる人は消臭スプレーをかけましょう。また、足元を見られることになるので、かかとがすり減っていたり、中敷が汚れているなどの履物は避けたいものです。