F&Aレポート

大人女子のTPO 服装編

大人女子のTPO 服装編

 いまさら「TPOをわきまえる」などと言うと、聞き飽きてしまった感もあるのですが、近年クールビズが普及して、ビジネスの場でも夏場の男性のスタイルはノーネクタイが当たり前になりつつあります。それに倣うように職場の女性のファッションもカジュアルに流れているように感じます。

 女性のファッションは、男性に比べて色も形もデザインも豊富で、組み合わせも着こなし方も千差万別、非常に幅広い中から自分の好みに合うものや、似合う物を身につけることができます。それだけに、自分なりの基準を持っていないと常識を問われたり、周囲から浮いて見えることも往々にしてあります。

 働く場では職種にもよりますが、基本は男性はスーツにネクタイ。女性もスーツとまではいきませんが、それに準ずるものである方が社会的な信頼を得られるのではないでしょうか。世代、職位、職種、性差の違いを越えて、「きちんとしている」というイメージを与えられてこその身だしなみといえるでしょう。

 具体的には、ジャケットを羽織る。襟のあるものを着用するなど。スーツ姿の男性と並んでも極端にイメージが違わないデザイン、色合いなどです。

 ニットやカットソーなどの伸縮性のあるものは、着ていてラクかもしれませんが、やはりカジュアルな感じが先攻します。(上着を一枚羽織ればきちんとした印象になります)

 メラビアンの法則では第一印象の大半は「視覚情報」で決まります。「自分はどう見られたいのか」と、同時に「他人からどう見られているか」ということも意識することで、TPOに合った装いにつながり、ひいては社会的な信頼にもつながります。

 「ステキな人」「おしゃれな人」と判断するのは、常に他人でもあります。「自分に似合うもの」と、「自分が好きなもの」そして「TPOに合ったもの」の接点を見つけることも、大人の女性としてのたしなみではないでしょうか。