ボストーク松山藤原塾

推し活もやってみよう

皆さん、こんにちは

5月27日の松山の朝は、最低気温が14度くらいまで下がってヒンヤリとした朝でした。
朝方、冷えるな〜と思ったら、寝室の1つの窓が開けっぱなしになっていました。
季節の変わり目なので、皆さんも体調には十分気をつけましょう。

ここのところ、人事系のテーマが続きました。

コミュニケーションの取り方、全員一斉でないジョブ型人事の拡がりと組織の変化。
この変化を現在の世界経済、特に米国でのトランプ政権の政策による不安定な中で、日本がどうしていくかということを考えると、やはり「動くこと」「前に進むこと」なのではないかと思います。
例えば、今の日本全体の大きな問題の一つは、少子高齢化による労働人口の減少、人手不足です。
しかし、日本企業の生産性は、他の国と比べて特に低い状況です。
OECD加盟38カ国中29位、主要7カ国では堂々の最下位です(2023年)。
この問題を解決するためには投資が必要です。
しかし、国内にお金がないのではありません。
特に上場企業については、現金を抱えすぎと言われています。
この資金を使えばどうでしょう。
既存のシステムで生産性が低いままなのであれば、これを徹底的に見直し、効率的な組織に切り替える。
そのために必要なIT投資は徹底的に行う。
必要なお金はデフレ時代に貯め込んだ資金を使う。
そして先週までに触れた組織改革、働き方の改革を行う。
効率性だけを追求すると疲れちゃうから、時々遊びながら楽しくやることを考える。
K-POPに興味を持って推し活するのも良いのではないでしょうか。
最低賃金のことだけ考えて賃上げするのではなくて、賃上げするならこれだけのことをやる、来年の会社のビジョンはこれだと取り上げる。
そうやって元気な日本経済にする。
戦後の高度成長期とはまったく違う視点での新しい成長を目指す、です。

東京大学がハーバードの留学生を受け入れると藤井学長が表明しました。
米国で起きてることをうまく受け止めて、自分たちで活かすチャンスです。
先端の大学で学んだ人たちが日本の大学に満足するかどうか分かりませんし、予算も付くかどうか分かりませんが、まずは受け入れて、日本の大学と若者を活性化させるチャンスです。
そのためにはできるだけ早く動くことです。
国内にある多くの大学が連携すれば、面白いことができるような気がします。

最近の日経ネット版の記事から2つ取り上げます。

コメ価格の問題が連日取り上げられています。
その中で「備蓄米放出『JA外し』の荒療治 石破政権、参院選へ焦り」という見出しがありました。
以前から思っていたのですが、誰が焦っているのでしょうか。
石破さんが、「いや、オレも焦るよね」と言ったのでしょうか。
記事には、参院選を控えてこの問題は政権の浮沈を握るとは書かれていますが、焦ってますとは書かれていません。
多分、焦るだろうなという記事です。
記者の感想を見出しにすると、興味は引きますが、正確性からは遠くなると思います。

トランプ大統領が米国生産を進めないアップルの製品に対して25%の関税を払うことになると言ったという記事が出ました。
この内容について、アップル社のティム・クックCEOも焦ってるかなと思いますが、これは私の想像ですが、アップルくらいの会社になるとこの問題を無視することはできないとして、考えなければいけない問題はもっと深くて広いように思います。
つまり、CEOは、記事を読んだ読者よりずっと冷静でいるということです。
私がふと思ったのは、アップルの製品だけ25%の関税をどのようにかけるのだろうかということです。
iPhoneやiPadという商品名だけ見て関税をかけることが可能なのか。
部品は分からないから関税はかからない。
アップル社が作ってないサードパーティ製のiPhoneカバーはどうなるのか。
自分が言ったことをそんなに真面目に考えるなと大統領に言われそうですが、今の米国を見ていると、考えること、勉強することがたくさんあります。

コメ価格の問題から、消費税減税の話が出ています。
この問題について、少し考えました。
時間があれば、読んでみてください。