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湊町レター Letter From Minato-machi 2024(令和6)年1⽉1⽇ No.150

2024年1⽉。新しい年を迎えた途端、⼤変なことが起きてしまいました。多くの⼈がゆったりと過ごしているはずの元旦⼣⽅、⽯川県志賀町で震度7を観測した能登半島地震。そして、翌2⽇これも⼣⽅18時前に⽻⽥空港で起きた⽇航機と海上保安庁の航空機の滑⾛路上での衝突事故です。衝突事故では、JAL機側の乗客乗員全員が脱出して無事でしたが、海保庁側は5名が亡くなりましたし、地震の被害はまだ正確な情報は得られておらず、能登半島の市町を中⼼にかなりの規模になる模様です。被災された皆さまには深くお⾒舞い申しあげるとともに、1⽇も早い復興が望まれます。

地震では、道路の⻲裂、⼟砂崩れ等の被害が出て陸路が⼨断されている状況が上空から放映されていました。愛媛県も同じような地形の所はたくさんあります。原発についても同じです。仮にこのレベルの地震があると、具体的にどんなことが起きるのか、他⼈事ではなく⾃分事としてシミュレートすることは重要だと考えます。

この機会に地震について少し調べました。1923年の関東⼤震災(震度6マグニチュード(M)は7.9)以降の⼤きな地震についてです。その後、1933年昭和三陸地震があり、震度5とされていますが、Mは8.1でした。1990年以降では、下記のようになります。

1995年 阪神⼤震災 震度7 M7.3
2004年 新潟県中越地震 震度7 M6.8
2011年 東⽇本⼤震災 震度7 M9 →Mの⼤きさがすごいです
2016年 熊本地震 震度7(2回記録) M6.5
2018年 北海道胆振東部地震 震度7 M6.7

愛媛県⼈にとって⾝近な芸予地震は、2001年3⽉、地震の規模は震度6弱 M6.8とされています。私は当時松⼭市内でカットしてもらっていましたが、椅⼦にしがみついて動けなかったことを覚えています。

地震は地球で起きる⾃然災害で、台⾵などと同じように制御することができません。津波対策として防波堤を⾼くするなどの対策は取りうるとしても、最終的には事故が起きたときに⾝を守るためにどうするか?その判断であり、これは航空機事故の場合も同じです。

今年初めに起きたことを⼼に刻んで、この後の363⽇をどう⽣きるか、重たい宿題です。

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