みなさん、こんにちは。
月曜日の朝、出勤で車を運転しながら見たことです。
銀杏の葉っぱが一気に黄色くなっていました。
松山市内でも、出勤する人たちが冬のコート姿になっていました。
1年の区切りはちょっと重たいですが、1週間の区切りは軽くて良いですね。
この1週間も凄まじい世界の動きでした。
突然韓国で戒厳令が発表されたかと思えば、米国では予防的恩赦の記事が出たり、シリアではあっという間にアサド政権が倒れて非政府組織が「非政府」でなくなっていました。
世の中とても早く、そして複雑に動いています。
米国で最近よく叩かれるGoogleですが、今年になって提供されたサービスに「NotebookLM」というものがあります。
その仕組みを一言で言えば、膨大な資料を放り込んだら整理、分析して、こちらからその内容について質問すれば答えてくれるというシステムです。
このサービスのすごいところは、Podcastまで作れちゃうことです。
Podcastとは、Web上にある音声配信で、画像のないYouTubeと考えてください。
私の情報収集の一つはこのPodcastでもあります。
Podcast番組が作れるということは、分析の結果を音声でも発信できると言うことです。
あるPodcast番組で実際にNotebookLMを使ったデモを流していました。
本当に生身の人間が話しているようで、ビックリしました。
しかし、生身のポッドキャスターが、「確かにこの技術はすごいが、問題は番組の中身、聴く人が興味を引くような番組、価値がある番組が作れるかということであって、それは技術とは別の問題だ」という趣旨のことを言っていました。
本当にそうだと思います。
AI技術の進化は本当にすごくて、私もGoogle Chromeで検索するよりも、ChatGPTに相談することの方が多くなってきました。
が、単に新しい技術で何ができたかではなく、中身が何なのか、どうすれば価値があるのか、役に立つのか、その情報をどのように実践で活用するかということがそれ以上に重要です。
時代はもう次のステップに来ているということですね。
さて、シリアと言えば、2011年にアラブ世界で起きた「アラブの春」で、前政権がロシアの支援を受けて反政府組織を徹底的に抑圧した国です。当時のアラブの春の背景にはSNSがありました。
先週SNSについて書きましたが、10年経過して、SNSはより深く社会に浸透しています。
先週はそこまで触れられなかったので、その功罪について簡単に整理してみました
SNSの良いところ
- スマホで簡単にアクセスできる
- 情報が短くて見やすい
- リアルタイムで情報を得られる
- 個人の意見や感情を発信しやすい
SNSの課題
- 情報が単純化されすぎてしまう
- 複雑な問題の理解が浅くなりがち
- 他人の意見に流されやすい
- 匿名性が過激な発言を助長することも
- フェイクニュースの拡散リスク
- AIによる操作や政治利用の可能性
SNSは便利なツールです。
布団の中から世界を簡単に見ることができます。
が、その中には、正確でない情報もたくさんあります。
したがって、慎重な使い方が求められると感じられますし、読む側として情報に流される=盲目的に信じるのではなく、より多くの情報を見て正確性を意識することがとても大切です。
SNSから流される情報について、一方的な意見だけを受け入れるのではなく、多角的な検証を行うこと。
幅広い情報リテラシーを持ちつつ、SNSのより良い使い方を模索することが重要です。
テクノロジーの進化は、今の世界が混乱してる要因の一つでもあります。
私たちはこのテクノロジーに振り回されないで、いかに使いこなしていくか、ということが求められているのではないでしょうか。
先週に続き、大変なテーマです。
今後の松山藤原塾の開催予定は下記の通りです。
令和7年2月13日(木)
令和7年6月12日(木)
令和7年11月13日(木)
オンラインですから、全国どこからでも参加できます。
奮ってご参加下さい。