ボストーク松山藤原塾

ハッピーマンデーについて

今日は9月24日火曜日です。
日本では、今日火曜日から今週の仕事が始まります。
その裏付けは、国民の祝日が日曜日にあたるときはその日のあとの最も近い平日、つまり月曜日を休日とすることとされていることにあります。
これは「国民の祝日に関する法律」によって定められています。
https://www8.cao.go.jp/chosei/shukujitsu/gaiyou.html

今月はこの法律の適用による3連休が2回ありました。
この法律の制度趣旨は、「自由と平和を求めてやまない日本国民は、美しい風習を育てつつ、よりよき社会、より豊かな生活を築きあげるため」であって、国民の祝日を「国民こぞって祝い、感謝し、又は記念する」ことが大切とされます。
この制度ができたときにはまったく関心がなかったのですが、今さらながら、この法律を読んでいろいろ考えました。

まず、「美しい」という主観的な言葉を法律の中に持ってきたこと。
国は美しい方が良いですが、それって祝日とどんな関係があるのだろうか。
次に、こぞってお祝いすることがなぜ休日なのだろうか。
休日でも働いてる人はたくさんいます。
また、従来から日月が休日の事業所には何にも影響がありません。
法律を作って、あえて休日を増やす意味がどこにあるのだろうか、ということです。
ま、これはちょっとひねくれた見方かもしれませんが。

では、経済的な面から見てみます。
月曜日が休みであることの経済的な弊害は決して小さくないと思われるのです。
月曜日は世界中の経済が週末の休みを終えて動き始めるときです。
しかし、日本のスタートは1日遅れとなります。
経済的な損失に関する統計は多分ないと思うのですが、会社と役所が月曜日に閉まってしまうロスは決して小さくないと想像されます。

もう一つ、この制度の背景には、日本の有給取得率が世界最下位(米旅行予約サイト大手のエクスペディアによる)というのもあるかもしれません。
もし、そうであれば、有給取得率向上を目指した施策を別の方法として考えた方が良かったのではないでしょうか。
リモートワークのように働き方の変化が根付いてきた中で、休暇に対する考え方にも変化があるような気がします。
日本人の生き方、休み方については、新しい方向を考えても良い時なのかもしれません。

なんてことを、お休みの月曜日に仕事しながら事務所で考えてました。

次回の松山藤原塾は、11月14日(木)オンライン開催です。 
それ以降の開催予定は下記です。
令和7年2月13日(木)
令和7年6月12日(木)
令和7年11月13日(木)
オンラインですから、全国どこからでも参加できます。奮ってご参加下さい。