ボストーク松山藤原塾

兵庫県知事の問題で思うこと

まだまだ暑い日が続いています。
場所によって少し違うかもしれませんが、今年は蚊が少ないような気がします。
庭に出るといつも寄ってくる蚊が少ないような。
これも異常気象のせいなのでしょうか。

米国大統領選挙まで2ヵ月を切りました。
トランプ前大統領とハリス副大統領がメディアに出る機会が増えています。
トランプの周りは暗殺未遂事件があったりして賑やかです(今回は大事に到らなくて良かったですが)。
二人の経歴については、皆さんもご存じだと思います。
トランプはニューヨーク市のクイーンズ地区の出身。ペンシルベニア大学を卒業後、父親の不動産事業を引き継いだ実業家出身です。
ハリスは、ジャマイカ出身の父親とインド出身の母親を両親に持ち、黒人系の名門ハワード大学を卒業後、検事として活躍します。
これにそれぞれの副大統領候補の経歴を併せて見ると、個人的なところから仕事まで、多様な経験を積み重ねていることが分かります。
カマラ・ハリスであれば「私たちの真実 アメリカン・ジャーニー」
共和党の副大統領候補J・D・バンスであれば、彼が注目されるきっかけとなった「ヒルバリー・エレジー」
を読めば、米国の背景も含め、いろいろなこと=日本とあまりに異なる環境が分かります。

そこで、兵庫県知事です。
最近は主要なメディアでも取り上げられるようになってきたので、問題の詳細は省略します。
で、全国の知事の経歴を調べてみました。
2023年4月時点ですが、47都道府県知事の内、官僚は28人、その内総務省出身者は11人。
ちなみに、兵庫県知事も総務省出身です。
国会議員には二世三世が多いですが、知事には官僚出身者が多い、と言うことが言えると思います。
行政のことはよく分かっている、知事として中央に対するパイプがあるといったことが選出の背景にあるのだと思います。
しかし、それは同時に、米国のような多様性を受け入れていないということでもあります。

多様性と画一性。
今のドイツで起きてるナチス見直しの動きも、前政権で進んだ多様性に対する大きな反発が背景にあるようです。
どちらが良いと言いきることはできません。
状況に応じて両方を使い分けることが必要ですね。

次回の松山藤原塾は、11月14日(木)オンライン開催です。 
それ以降の開催予定は下記です。
令和7年2月13日(木)
令和7年6月12日(木)
令和7年11月13日(木)
オンラインですから、全国どこからでも参加できます。奮ってご参加下さい。