F&Aレポート

ワイングラスで美味しく乾杯!

 今年、フランス・パリで開催される夏季オリンピックは、7月26日(金)〜8月11日(日)までの日程で実施されます。日程が近づくにつれ、パリの街は一段と賑やかになっているようです。欧米では、昼間からワインやビールを飲むことは珍しいことではありません。 

 街中のカフェで大人たちが、ワイングラスを片手に「乾杯!」とやっているのは、いかにもパリらしい光景に見えます。

 さて、そのワイングラスですが、乾杯のときに知っておきたい、ごくごく当たり前のマナーを確認しておきましょう。

乾杯でワイングラスをぶつけない

 ビールジョッキと違って、ワイングラスはガラスが薄く繊細にできています。勢いあまって、隣の人とグラスをぶつけると、割れてしまう恐れがあります。乾杯の時には、ワイングラスを目の高さに上げて、ニッコリ!というのがスマートです。

飲み物を注がれるときに、グラスは持ち上げない

 日本酒やビールを注がれるときには、片手または両手でグラスや盃を持ち上げますが、 ワイングラスは持ち上げません。テーブルに置いたまま、静かにグラスを見つめていましょう。

ワイングラスは脚(ステム)の部分を持つ

 ワイングラスは、ステムと呼ばれる脚の部分を持ちましょう。親指、人差し指、中指の3本の指先で持つとエレガントです。ワインが入ったボウルの部分に触れると、冷えたワインが温まってしまいます。さらに、磨き上げられたグラスに、余計な指紋がつくのも目障りです。

 乾杯は、英語なら「チアーズ」、フランス語なら「サンテ」。または「チンチン」。「サンテ」は「健康」を意味します。「チンチン」は、カジュアルなシーンで使われることが多いようです。連日の猛暑、暑気払いの乾杯もいいですね。