9月に入っても最高気温が30度を超える毎日です。日中は、夏が永遠に続くような錯覚に陥るほどの暑さもあります。それでも、最近の朝晩は少しだけ涼しく感じることがあります。夜には虫の声も聞こえてくるようになりました。秋は目には見えねど、確実に忍び寄っています。
さて、9月は「月見る月はこの月の月」です。1年で一番月が美しく見える月。今年の十五夜は9月29日ですが、地球は月の影響を受けています。潮の干満、生命の誕生など、月の見えないパワーにあやかりたいものです!
月にはその形や輝きの変化に伴って、美しい呼び名がありますのでご紹介します。
- 月明かり、月光、月華、月明(げっこう、げっか、げつめい)
月の光、月の光で明るいことをいいます。 - 月映え(つきばえ)
月光に照らされて、美しく映えることをいいます。 - 月の剣、月の眉
三日月の異称。形が剣や眉に似ているところからつけられました。 - 月の盃
弓なりにそった月を、盃に見たてた言葉。 - 月の船
夜空を船に見立て、月が動いていく様子を船にたとえたもの。 - 月に磨く
月の光に照らされ、景色が一段と美しくなることを「月に磨く」といいます。 - 月の鏡
月の形を鏡に見立てたもの。満月。晴れ渡った月のことをいいます。