野菜は最強のインベストメントである２
現代人が抱える体調不良の原因に共通にしているのが「野菜不足」といわれます。
「私は野菜をたべています」という人でも、量（350g/1日）、質（価格重視、保存料などの化学物質を含んだ野菜）、彩（バリエーション）の要素をすべて満たしていると言える人は、そう多くないはずです。まして、忙しい働き盛りの人たちの食生活は、ほぼ糖質と脂質で空腹を満たすだけの食事になっていることが多いのではないでしょうか。いつまでも健康でパフォーマンス高く仕事をし、愛する人たちと幸せに暮らすためには、冷静に食生活を振り返り、「栄養」について正しく知ることから始めましょう。今回は野菜のよくある間違い認識をご紹介します。（「野菜は最強のインベストメントである」医学博士 栄養管理士 岩崎真宏著）
１、「野菜を食べなくても健康だし。」
健康、素晴らしい！しかし、「今は健康でも将来は？」「実はコンビニや外食が多くて、野菜は不足気味」など、何かしらの引っ掛かりを感じている人は多いはずです。
さらなる健康を手に入れる最善策は野菜を食べることです。日頃から健康のためにやっていることを改良したところで、大きな変化を期待するのは難しいです。それよりも、もし野菜不足の人が野菜を摂れば、それは今までやっていないことなので、大きな変化（リターン）が期待できます。
野菜の栄養素は体の機能、腸や各臓器の働きを高めてくれるだけでなく、心の健康にも大きく影響してきます。実際に、イライラやストレスが少なくなる→小さな幸せを感じやすくなる→毎日が充実→行動力とその質が上がる→仕事の結果が良くなる→家族や周囲の人を幸せにできる。このようなリターンを手に入れることができます。
お金だってこんな人のところに集まる気がしませんか？野菜投資は、お金を呼び込みやすい性格すらつくることができます。つまり、野菜は健康のため、将来のため、お金のため。すべてにおいて良い結果を運んでくれるのです。
２、「ポテトサラダ食べているから、野菜しっかり摂っています」
残念なお知らせかもしれませんが、ジャガイモは野菜ではありません。終戦直後はお米の代わりになっていたぐらいですから、炭水化物が豊富です。農産物としては野菜として扱われますが、栄養学的にはお米やパンと同じ主食扱いです。
さらに、ポテトサラダにはマヨネーズがたくさん使用されており、油を多く含むのでそれがお腹の容量を圧迫してしまう。つまりそこまで重要ではない成分が、本来摂取しなければならない大切な栄養素が入る隙間を減らしているのです。
「野菜を食べなきゃ」「サラダを食べなきゃ」という思いでポテトサラダを選択しているとしたら「白いサラダ」から「緑のサラダ」へ変えてみましょう。
３、「野菜ジュースを飲んでいるから、完璧！」
決して完璧ではありません。野菜ジュースは選択肢の一つです。
＜メリット＞
１、原料野菜の全成分を含まないものの野菜を補うことができる
２、食べるよりも飲むほうが楽なので、比較的摂取しやすい
＜注意点＞
１、糖質が高い場合が多い
２、安いものは素材となる野菜の質が不明瞭（農法や農家の顔が見えない。外国産の可能性大）
３、保存料や添加物などが含まれるものがある
４、食物繊維が除去されているものが多い
５、美味しくないと売れにくい
最強の野菜ジュースは、自家製スムージーです。栄養素は自分で選べますし、市販品のように加熱処理をしていないので失われる栄養素もない、野菜の質も自由自在。
あえて言うなら野菜をしっかり洗うこと。野菜１：果物９は糖質過多でNG。菌が繁殖しやすいので作ったらすぐに飲む！
少々面倒でも、その美味しさで、それらの手間も許せてしまいます！
