「どうして昔のことを忘れられないの?」
私たちは生きているといろんな変化に出会います。仕事や職場、人との関わりや環境の変化など。さまざまなライフステージにおいて、変化と向き合うことなしに人生を終えることはないでしょう。
私たちは、ストレスを伴う変化に遭遇すると昔の美しい思い出に浸りやすくなるらしいのです。このコロナ禍の変化も同様です。そのメカニズムをNHKラジオ「子ども科学電話相談」で発見!「子ども科学電話相談」は、子どもたちからの「動物・植物」「恐竜」「天文・宇宙」「鉄道」「科学」「心と体」などの質問に専門家が答えます。質問は全国の幼稚園、保育園および小・中学生から寄せられます。質問者と専門家が直接電話でやりとりする様子が面白く、聴視者側もドキドキハラハラすることがあります。
子どもたちの素朴な疑問に専門家が、難しい話をいかに易しく説明するか、四苦八苦しながら言葉を選ぶ様子もリアルに感じられます。今回は「どうして昔のことを忘れられないの?」という愛知県小学5年生かずまくんの質問と、大日向雅美先生(恵泉女学園大学学長)の回答をご紹介します。(「子ども科学電話相談」は、NHKのHPで過去の放送分が期間限定で掲載されています。 https://www.nhk.or.jp/radio/magazine/article/kodomoq/QmM7wY2cjB.html)