F&Aレポート

「テレワーク」は、ワーク・ライフ・バランス向上?

「テレワーク」は、ワーク・ライフ・バランス向上?

 新型コロナウイルスの影響で自宅に居ながらにして、または遠隔で仕事をする「テレワーク」「リモートワーク」が、新しい働き方として注目されています。

 「テレワーク」も「リモートワーク」も「離れたところで仕事をする」という意味です。

 日本で初めて「テレワーク」が導入されたのは、1984年インターネットが始まった年といわれています。一人に一台のパソコンが割り当てられた働き方が斬新で、少子高齢化対策として女性の雇用機会を増やそうというのが発端でした。

 また日本では、「テレワーク」を導入した企業に対して、国から助成金が出る制度があります。その助成金の名前が「職場意識改善助成金(テレワークコース)」となっていることなどから、政府が使っている言葉も「テレワーク」がメインとなっています。そのため、欧米で「リモートワーク」が主流であるのに対して、日本では「テレワーク」の方が馴染み深いようです。

 「テレワーク」は、出勤に伴う移動のストレスを軽減し、ワーク・ライフ・バランスの質を向上させると言われていますが、果たして本当でしょうか。

 たしかに、出勤をしなくてもいい気楽さがあり、適度に家事や育児をしながら仕事をすることもできますが、仕事の効率を上げながらそのメリットを享受するには「あるルール」があります。

 「あるルール」とは「自分とのルール」です。「自分とのルール」はともすれば、安易に流れ「ルール無きもの」になってしまいがちです。そして、ワークもライフも、誠に中途半端に終わってしまうのです。

 とはいえ今後「テレワーク」は、ますます広がりを見せるでしょう。このメリットを活かすための「自分ルール」については、これから折に触れご紹介させていただきます。

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