チップは世の中で一番尊いお金 ~目指すは「金(きん)」
平昌冬季五輪では、日本勢は金4個、銀5個、銅4個の合計13個のメダルを獲得し冬季オリンピックでは最多となりました。連日、胸を熱くして応援された人も多いかと思います。
さて、金、銀、銅はオリンピックだけではありません。私たちがビジネスでいただくお金にも実は、金、銀、銅があるというのです。
欧米では、サービスを提供する人の給料には「サービス代」は含まれていません。そのため、サービスを受けた側が、サービスの程度に応じたチップを直接渡すことが、義務になっていると言われています。
しかし、日本では「チップ」は義務ではありません。「チップ」や「心付け」は、本当の感謝の気持ちであり、厚意なのです。
私の知り合いのタクシー会社の社長は、乗務員さんたちに「チップは、世の中で一番尊いお金です。それは、こちらの仕事に対する感謝の気持ちであり、真心だからです」と、常々お話しされています。さらに、「チップは有り難く頂戴してください。チップを頂いたときは、自身の仕事や会社に誇りを感じてください。そして、そのチップで、家族になにか買ってあげて、家族で喜びを共有してください」と、言われます。
私たちが支払うお金には、三種類あるそうです。
1仕方なく払う 2決まりだから払う 3喜んで払う
1が「銅」なら、2が「銀」、3は「金」です。3は「満足」「感動」して払うものです。
私たちは「金(きん)」のお金をいただくと、自信につながり、誇りが生まれ、モチベーションが高まります。「金」「銀」「銅」。オリンピックではありませんが、「金(きん)」のお金をいただけるようを精進したいものです。