ホウ・レン・ソウの定義とマナー
仕事がデキると言われる人に、ホウ・レン・ソウが下手な人はいません。また、上意下達、下意上達のホウ・レン・ソウが滞りない組織は健全で活気があります。今さらですが、このホウ・レン・ソウの定義を確認してみましょう。
報告:指示を受けたことについて、経緯や結果を伝えること。また、指示を受けたことでなくても必要だと感じたことを伝えること。主に、部下から直属の上司や先輩に向けて行われる。事実+意見・考えで構成される。
連絡:意見や考えは加えず、事実のみを伝える。
相談:判断に迷うときに指示やアドバイスを求める。
当然、仕事は「やって終わり」ではなく、「報告または、連絡して終わり」です。本来なら報告(連絡)すべき仕事の結果や経緯を、「言わなくてもわかっているだろう」と安直に判断して伝えるべきことを伝えないでいると、あとでトラブルになりかねません。それに、どんな簡単な作業であっても、頼んだ上司は気になっています。一言、伝達があれば安心するのです。それは「信頼」につながります。上司から「あれ、どうなった?」と聞かれてからの報告では遅いのです。
また、仕事は「ソウ・レン・ホウ」だという人もいます。特に、仕事になれないうちは、勝手に判断してすすめるよりも、まずは、「このやり方でやってみようと思いますが、どうでしょうか」などと、いったん相談し、随時必要なところで連絡をとりながら、最終報告に至るのが良いという考え方です。
これには良い点が2つあります。一点目は、仕事の進め方が間違っていたら早い段階で修正できるという点。もう一点は、相談することで相手を巻き込むことができる点です。相談上手な人は、結局ホウ・レン・ソウが上手い=仕事の進め方が上手いということになるのです。ホウ・レン・ソウで上手く周囲の力を活用したいですね。