雨の日のさわやかマナー
<傘> 少しの気遣いで他人に不快な思いをさせずにすみます。雨降りはただでさえ気分が沈みがちです。だからこそ、ほんの少しの配慮ができたらいいですね。
(1)傘を開くときは、周囲に人がいないか確認して静かに開きましょう。ワンタッチで開く傘は得に要注意です。傘の先が人の顔にあたると怪我を負わせてしまいかねません。また、ぬれた傘を勢いよく開くと水しぶきが飛びます。他人の傘の水しぶきがかかるのは、心地いいものではありませんね。
(2)乗り物に乗る時、スーパーなどに入る時、ぬれた傘からしずくがポトポト垂れるのは危険です。ぬれた床で足を滑らせて転倒することも十分考えられます。傘カバーを使うか、ビニールの袋を利用しましょう。また、面倒でも閉じた傘は、広がらないように留めておくのがベター。満員電車で、他人のぬれた傘が洋服や足元につくのは、なんとも嫌な気分のするものです。
(3)「傘かしげ」という言葉を聞いたことがありますか?江戸しぐさの中の一つで、道を歩いていて人とすれ違うときに、お互いの傘がぶつかると、自他とともに不快な気持ちになります。ぶつかった勢いで肩や顔に水滴がかかることもあります。そんなとき、お互いが少しだけ傘をかしげる(斜めによける)と、そんな不快感もありませんね。
<靴> ぬれてしまった靴をそのまま履き続けると、型くずれしたり、悪臭の原因になったりします。雨でぬれた靴は少しだけケアしてあげましょう。
(1)雨でぬれてしまった靴は、そのままにせず、新聞紙をつめるなどして、なるべく早く乾燥させましょう。スニーカーなら晴れた日に干すのも効果的です。
(2)防水スプレーは、雨をしみ込ませない秘策です。定期的にシューッとしておくと、汚れもつきにくくなるので、靴も長持ちして経済的ですね。