プレゼンテーション「質疑応答」そのコツ
プレゼンの最後に「何か質問はありませんか?挙手してください」と言われたら、どのぐらいの人が手を挙げるでしょうか。
私が知る限りでは、大抵の場合挙手する人は皆無に近く、多くて一人か二人といった感じです。これは良い悪いではなく、日本人の特性ともいえるかもしれません。
質問があっても挙手することがためらわれる。質問が思い浮かばない。誰かが質問するだろう。といったような心境ではないかと思います。
ではなぜ、わざわざ質疑応答の時間を設けているのでしょうか。「質問がないようなので、以上で終わります」では、せっかくの時間がもったいないし、唐突に終わった感じがしてしまいます。「終わり良ければすべて良し」です。プレゼンだけでなく、商談や打ち合わせの「最後のキモ」ともいえる「質疑応答」をしっかり準備してみましょう。
◆質問ではなく感想を聞く
大雑把な感想から、具体的な感想まで。「◯◯の部分については、どのように感じられましたか」など、聞き手の心理を聞き出すチャンスととらえましょう。
◆「よくある質問」を紹介し回答する
「よくある質問に、◯◯がありますが。これについては…」と、説明すれば理解を深め、さらに他の質問が出やすくなります。
◆裏話、苦労話などを添える
「実は、ここに至るまで社内では…」というような、裏話やヒストリーを伝えることで、興味を持ってもらう機会につなげることができるかもしれません。持ち時間の中で紹介できなかったプラスαの情報を披露できるチャンスと捉えてはいかがでしょうか。
◆キーワード、重要点を繰り返す
まとめに代えて、最も伝えたい部分。印象付けたい点を再確認し念押しします。