トイレのマナー トイレットペーパーの三角折りは是か非か
「人交わるところにマナーあり」と言いますが、マナーを「思いやり」と捉えるなら、人の関わり合うところすべてに「マナー=思いやり」があるのは、とても自然なことだと考えられます。ビジネスマナーだけでなく、私生活においても、公共交通機関などにおいても、すべてマナーが存在するわけです。
先日、ある会社を訪問するとトイレに「トイレットペーパーを三角折りにするのはやめましょう」という張り紙がありました。「?」と思い、早速トイレのマナーについて調べてみました。
1.三角折りにするのは「掃除を済ませました」というサイン
もともと、トイレットペーパーを三角折りにするのは、飲食店などで清掃係の人が「掃除を済ませました」というサインだったそうです。それを、清掃係でもない人がすると、「清掃したかどうか」の見分けがつかなくなるのでやめましょうという説。
2.「用を足して洗っていない手でトイレットペーパーを折る」のは不衛生
恐らく、私が訪問した会社はこちらの説だったのではないかと思います。確かに、そう言われてみればその通りです。
ただ、三角折りになっていると、スッキリとして見える感じもするのですが、海外のトイレで三角折りになっているのはあまり見かけません。この辺りはマナーと捉えるのか、感性と捉えるのか、または習慣なのか。判断が難しいところでもあります。
ちなみにトイレのノックは2回(入室の際は3回)と言われていますが、これも必ずそうしなければいけないということではありません。お互いが気持ちよく過ごすために何を優先すべきか。一度、職場や家族で話し合ってみるのもいいかもしれませんね。