F&Aレポート

コミュニケーションとは、「◯◯◯◯」〜認識のズレが「言った、言わない」「聞いた、聞いてない」を起こす

 今、企業が新卒採用で求める能力で圧倒的な上位は、「コミュニケーション力が高い人」です。一方で、中・高校生のキャリア講座で、「『コミュニケーション力が高い』とは、どんな人?」と訊くと、「話が上手い人」「場を盛り上げるのが上手な人」などの答えが

返ってきます。

「コミュニケーション」という言葉そのものは知っていても、その意味や重要性は、まだまだ正しく認知されていないのかもしれません。

 コミュニケーションについては、平たくいうと「情報共有」です。「情報共有」なので、「伝える力」と「聞く力」ですが、まずは「聞く力」が重要です。「聞く」とは、「意図を解釈する力」です。コミュニケーションの良い職場は心理的安全性が高く、生産性も高いと言われます。たとえば、次のような例ではどうでしょう。


 Aさんは、会議で「その案もひとつの方法ですね」と、発言しました。

  1. Aさんは賛成?反対?
  2. どんな気持ちが隠れていると考えられますか?
    • 本当に良い
    • 反対を言いにくい
    • 別の案を持っている

 意図を理解するには、言葉だけでなく、状況を見る力が必要ですが、<経験、価値観、知識、立場>などが違うと、状況を見る力は異なります。つまり、見ている世界が違うのです。ビジネスでは小さな認識のズレが、大きな損失につながることもあります。

 確認不足、言葉不足は、誤解や損失を招くことがあり、「離職」にもつながりかねません。「聞く力」「解釈する力」で、認識のズレを最小限にしていきたいものです。