F&Aレポート

結婚のお祝いを渡すタイミングって?

結婚のお祝いを渡すタイミングって?

 「結婚のお祝いは、いつ渡すのがいいのか」。これは実際にあった質問です。

 最近は、新型コロナウィルスの感染予防のために、結婚披露宴の延期や変更などで、参列できなくなるケースもあり、ご祝儀をいつどのように渡せば良いのか悩む人が、少なからずいるようです。

 一般的には、披露宴当日に会場の受付で芳名帳に名前を書き、受付係りの人にご祝儀をお渡しするというのが慣わしのようですが、本来は披露宴に参列するしないに関わらず、新郎新婦ご本人に直接お会いし、お祝いの言葉とともに、ご祝儀やお祝いの品をお渡しするのがベストです。

 これはマナーとして最良なだけでなく、最も慶びの気持ちが伝わる形なのです。タイミングとしては、結婚式(披露宴)の1~2ヶ月前の大安の午前中です。

 直接お会いできなければ郵送でも構いませんが、日にち指定ができるのなら、やはり大安に到着するよう手配をするのが、ささやかな心遣いではないでしょうか。(最近は六曜をあまり気にしない風潮ですが、それでも『気持ち』です)

 まして、結婚という人生の一大イベントを変更しなくてはならなくなったご本人の不安や焦り、失望などははかりしれないものがあります。直接会うのが難しければ、電話でもいいので直接メッセージを届けて、勇気付ける、話を聞いてあげるなどができるといいのではないかと思います。

 一方で、儀礼的に済ませるのであれば、直接渡すのではなく郵送で送りましょう。上記と同様に、結婚式の1?2ヶ月前までに届けば失礼はありません。すでに結婚式が行われたあとなら、間延びした感じにならないよう、なるべく早いタイミングで送りましょう。いずれにしても、お祝いの言葉を一筆添えるとグッと心に響きます。

 非常時だからこそ、思いやりを忘れないでいたいものです。

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