F&Aレポート

初任給で何を買うか?

 初任給とは、新卒で入社して初めてもらう給与のことを言います。2回目以降は、月収といいます。多くの人がこの4月に初任給を手にすることでしょう。

 2026年の初任給額は、地域や業種によって差がありますが、「20万〜25万円未満」が6割、「25万〜30万円未満」が2割だそうです。(帝国データバンク)

 いずれにしても初任給を前年度から引き上げる企業は7割近くに達するといいます。

 さて、その初任給をどのように使うのか気になるところです。

 実際に、新入社員研修で、「初任給で何を買うか?」を、雑談として質問することがあります。これは、その人の価値観が出て意外に面白い質問です。

 回答は主に3つのパターンです。

  1. 親や家族へのプレゼント(食事をごちそう、嗜好品や雑貨、花などの贈り物)「育ててくれてありがとう」の気持ち。
    *ちなみに、「初任給で親にプレゼントする」というのは、日本特有の文化だそうです
  2. 自分へのご褒美(貴金属、革製品など)社会人スタートの記念
  3. 家電や生活用品(一人暮らしの現実として)生活の質の向上

 そのほか、「定期預金」「積立」「NISA」などの堅実派も一定数いるのが、最近の傾向です。初任給をもらう若者が、すでに将来に備えて投資や年金のことを考えているというのが今時(いまどき)といえるのかもしれません。使い道はいろいろでも、「初任給を何に使うか?」を答える新社会人の表情が、一様に嬉しそうに輝いているのが印象的でした。