社会人は、『アウトプット』が大事と言われます。『アウトプット』は、自分が得た知識、経験、情報を言語化すること。または、行動などで『形』として外部へ表現し、他者や社会に価値として提供することを指します。(ビジネスにおいては、成果物や実績そのものを指す場合も多い)。
学生時代に求められる『新しい知識やスキルを習得する』インプットと、対比して使われることもあります。
『アウトプット力』を高める要素は、いろいろありますが、「敬語」「言葉づかい」は、大事な要素であることに違いありません。私たちは、電話、訪問、メール、説明、発表など、ビジネスのあらゆるシーンで「言葉」を活用しなければなりません。今回は、よくある『二重敬語』について確認をしたいと思います。
そもそも『二重敬語』とは
二重敬語とは、同じ種類の敬語を一つの言葉に重ねて使ってしまう表現です。 敬語には大きく3種類あります。
- 尊敬語(相手を立てる)
- 謙譲語(自分を下げる)
- 丁寧語(です、ます、御)
これらの同じ種類を重ねると、二重敬語になってしまうのです。
なぜ『二重敬語』を、避けたいのか?
- くどくなる(聞きづらい)
- 過剰にへりくだってしまう
- 不自然になる
- 慇懃無礼になる
- 日本語のルールから逸脱する
よくある『二重敬語』の例
- ○○社長様、○○部長様(『長』が付く役職に『様』をつける)
- おっしゃられる、おっしゃられた → おっしゃる、おっしゃった
- 伺わせていただきます → 伺います
- お召し上がりになられる →召し上がる
- ご覧になられる →ご覧になる
- ○○をされていらっしゃる →○○をされている、○○をしていらっしゃる
ビジネスメールに見る『二重敬語』の例 〜印象の違い
株式会社○○
営業部 山田部長様
いつも大変お世話様でございます。
株式会社××の小田でございます。
先日は、山田部長様にはご多忙のところお伺いさせていただきまして
誠にありがとうございました。
山田部長様のおっしゃられた件につき、改善をいたしましたので
資料を送付させていただきたく存じます。
あらためて資料をご覧になられて、お気づきの点がございましたら
お申し付けいただけますと幸いでございます。
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株式会社○○
営業部部長 山田様
いつも大変お世話になっております。
株式会社××の小田でございます。
先日は、山田部長(山田様)にはご多忙のところお時間をいただきまして
誠にありがとうございました。
ご指摘の件につき、改善をいたしましたので
資料を送付いたします。
あらためて資料をご覧になって、お気づきの点がございましたら
お申し付けください(お申し付けくださると幸いです)。
