「輝け!お寺の掲示板大賞」というものをご存知でしょうか。お寺の掲示板には、僧侶が書いたと思われる言葉があります。その写真をSNSに投稿し、その標語内容のありがたさや、ユニークさ、インパクト等によって入賞を決定するものです。(公益財団法人仏教伝道協会)2025年の受賞作品をご紹介します。気になる方はインターネットで、その写真とともに、言葉の意味を味わってみてください。
自分ファーストという貧しさ
顕證寺(浄土真宗本願寺派・鹿児島県南さつま市)
人々が他者への思いやりを持った寛容性豊かな社会になることを願って大賞受賞作品。
苦しみがなくなるのではない 苦しみでなくなるのです
金嶺寺(天台宗・東京都台)
私たちが抱えている苦しみには、すべて原因があります。完全に苦しみから逃れることは困難ですが、仏教の教えを通して苦の原因を客観視することはできます。
慣れていくことに慣れてはいけない
超覚寺(真言大谷派・広島県広島市)
慣れは慢心を生み出します。ですから、人生の中で慣れることほど怖ろしいことはありません。日頃から慣れていくことに慣れないよう気をつけたいものです。
自分の親にあと何回会いますか?会えますか?
超覚寺(真言大谷派・広島県広島市)
親に限らず、明日も生きている保証はありません。「一期一会」二度と繰り返されることなのない一つ一つの対面や対話を大切にしたいものです。
