意見交換の場で「要するに」からの話が長く、「まったく『要するに』ではない」という困った発言に、最近何度か出会いました。気楽な飲み会のような席なら良いのですが、時間制限のあるミーティングや、結論を出さなければならない会議などでは、時間泥棒になってしまいます。
日曜討論(日曜の朝、放映される政治家の討論会)のように、進行役が「まとめてください!」などと、シビアに制御できるのならいいのですが、大抵の場合、ご本人は滔々と持論を述べますので、聞いているうちにイライラしてくる人もいるかもしれません。
話を短くかつ、わかりやすく伝えるために、最も必要なことは「選択する」ということです。「あれも言いたい、これも言いたい」では、まとまりません。
また、これは案外よくある理由ですが、「正解を言いたい(異論を述べられたくない)」「空気を読みすぎて迷走する」などは、発言が長くなりがちです。
あらためて、長い話を短くかつ、わかりやすくするためにできることを考えてみました。
- 結論ファースト
- 主語、述語を明確にする
- 1センテンス1メッセージ
- 数字、キーワードを盛り込む
- 「〜ですが、けど」などで、文章をむやみに繋げない
*発言前のわずかな沈黙を恐れない!(考える時間をとる)
それらの大前提として、聞かれたことに「どう回答するか」「何を伝えたいか」を、「選ぶ」こと。気になる発言の「評価」や「印象」は、いったん脇に置いて、日頃から「スパッと」答えることを意識してみましょう。