皆さん こんにちは
秋の陽射しはとてもきつく眩しいです。私の事務所の近くには伊予鉄バスの車両基地があり、毎日バスと行き交います。先日、すれ違ったバスの運転手さんがサングラスをしていてとても格好良く見えました。昨年から警察やバス会社でサングラスをかけることができるようになりました。これだけの紫外線ですから、しっかり目を守ってほしいところです。それが安全につながります。
ちなみに、Facebookのメタ社はレイバンメタというスマートグラスを作っています。スマートグラスとは、メガネからの動画撮影や動画鑑賞、ハンズフリー通話、スマホと連携してメールのチェックなどができるものです。将来的には、AppleVision ProやMetaQuestも頭からかぶる形のヘッドセット型からスマートグラスのような形になるかもしれません。なお、レイバンメタは、無線機器としての法的認可が未取得で日本国内では販売不可となっていますので、残念ながら日本では購入できません。
さて、石破さんが自民党総裁を退任することになりました。以前も書いたように、大学の年次が近いことから少しだけ身近に首相官邸を見てきましたが、退任に関する様々な報道を見ていると、政治家というのは大変だなと思います。総理が替わろうがどうしようが、世界は動きます。昨日9月8日の午前中には、GDPの改定値や国際収支統計が発表されました。阪神タイガースが優勝しました。政治家にとってポスト争いは大事かもしれませんが、もっともっと大事なものがあることを分かってほしいし、それを実践してほしいところです。このことは痛切に思います。
石破さんのことは、9月7日に、記者会見前後のニュースを見ながらHPに書きましたので、よろしければそちらをご覧下さい。彼は従来の政治家の中でもちょっと変わったところがあり、そこが期待されたところだったのに、今回の退陣はちょっと残念です。これで「自民党人事が刷新」という報道を目にするようになります。刷新というと言葉の上では新しくなるということですが、組織とその中にいる人は同じなので、本当の意味での刷新ではありません。仮に若い人が総理になったとしても、大きな変化が見られるのかどうか。前回の参院選では自民党という政党が否定されたのだと私は思います自民党という政党とそこにいる人たちがどこまで変われるか、今までにない大きな課題が突きつけられていると思います。
政治の世界での人事と言えば、NHK大河ドラマ「べらぼう」では、老中田沼意次が失脚する場面に入っています。この失脚劇を、今の石破政権と重ねて見てしまうと、今も昔も政治の世界は大きく変わらないような気がしてきました。
田沼の跡を受けたのは松平定信、幕府の財政再建を目指す寛政の改革を行います。日本史を勉強した方であれば、覚えていらっしゃるでしょう。この改革は、それまでの田沼時代と比べてあまりに厳格な政治であったことから、彼は6年ほどで失脚するのですが、その政策は幕末まで幕政の基本として維持されたとWikipediaには書かれています。その後、明治維新が起きたとは言え、日本の政治という点で見れば、今の「政治」にもつながっていると見ることができます。つまり江戸幕府における政治はただの歴史の話ではないのです。
この点について、ChatGPTと話し合いました。その結果、江戸幕府も令和の政治も、下記のような点で同じだねということになりました。
- 自分たちの立場を守りたい
将軍家の安泰と、現代の政治家の選挙での勝利。形は違っても「どうやって権力を維持するか」「自分たちの権威を守るか」は共通しています。 - 利害の調整が欠かせない
江戸時代は大名や寺社、今は業界団体や自治体そして納税者である国民。相手は違っても「誰かを立てれば誰かが不満」という構造は同じです。江戸時代も庶民の反応は大事であり、完全に無視することはできませんでした。 - 大義名分を掲げる
江戸幕府は「天下泰平」、現代政治は「国民生活の安定」。本音は権力維持でも、表向きは“民のため”を掲げるのも似ています。ここは既存政党だけでなく、新しい政党も同じです。
こうして並べると、「制度や仕組みが変わっても、人間の考えることはそう変わらないのかもしれないな」と思えてきます。歴史を覗くと、現代の出来事がちょっと違って見えてくるかもしれませんね。
ちなみに、松平定信は、伊予松山藩の久松松平家の同族であり、亡くなったのは東京三田にあった松山藩中屋敷でした。不思議なご縁だと勝手に思うことにします。
彼の辞世の句は「今更に何か恨みむうき事も 楽しき事も見はてつる身は」なんかカッコ良いですね。ここまで言える政治家が今、どのくらいいるんでしょう。
ちなみに、私がかけてるサングラスもレイバンです。やっぱりカッコ良いです。言うまでもなく、私ではなくサングラスが。