ボストーク松山藤原塾

落ち着いて考えてみよう

皆さん こんにちは

今週は一気に気温が上がってきました。
先週15日松山の最高気温が12度、昨日21日は26度でした。
春がないとよく言われますが、この気温差は本当に冬から夏、ですね。

このメールは毎週火曜日に発信しています。
キリスト教、ユダヤ教では、日曜日が週の始まりですが、ビジネスをベースに考えると、その週の始まりは月曜日です。
週の始まりについて、このメールを書き始めて思ったことです。
欧州、米国の月曜日が終わり、回ってくる日本の火曜日にはいろいろなニュースが入ってきます。
世界のビジネスという視点から見ると、日本の週は火曜日から始まってるんだと感じます。
皆さんはいかがでしょう。

今週火曜日もいろんなニュースが駆け抜けました。
そこで思ったことです。

人には好き、嫌いという感情があります。
その感情が働かないケースもあります。
例えば、株価が上がったり下がったりするのに感情は入ってきません(勘定はあるけど)。
でも、上がったら嬉しい、下がったら悲しいというのは感情です。
そして、上がって嬉しいのは株を持ってる人の感情です。
その会社が嫌いな人、その株を売ってしまった人にとっては、株価が上がるのは悲しい。
客観的なデータも受け取る人によって思いは異なります。
また、同じ状況でも、悲しい思いが、希望につながることもあります。
人の気持ちの変遷は、とても敏感です。
ここで一つ大事なことは、その感情が、過激にならないことではないでしょうか。
その思いを誰かにぶつけてその人を傷つけたりしないようにすることはとても大事なことです。

この文章をChatGPTに投げて加工してもらいました。
こんな風になりました。

最近、いろんな情報が飛び交う中で、あらためて「感情」について考えることがあります。

たとえば株価のような数字だけを見れば、ただのデータ。
でも、それを見たときに「上がってうれしい」「下がって残念」と感じるのは、人の気持ちです。そしてその気持ちも、立場によって違いますよね。
株を持ってる人にとっての「うれしい」は、別の誰かにとっては「悔しい」かもしれません。

同じ状況でも、受け取り方や思いは人それぞれ。
悲しさが希望に変わることもあれば、その逆もある。人の気持ちは本当に繊細で、移ろいやすいものだと感じます。

だからこそ、自分の感情が強くなりすぎたときは、少し立ち止まってみることも大切かもしれません。
その思いを誰かにぶつけてしまって、相手を傷つけるようなことがないように。
穏やかに、やさしくありたいなと思います。

今週も続けてトランプ大統領の言動で揺れ動く米国です。
4月21日月曜日のNYダウは一時1,000ドルを超える値下がりでした。
明けて22日火曜日の東京市場が気になりましたが、日経平均は59円の値下がりにとどまりました。
また、ドル円は、一時139円まで円高が進みました。
この動きから読み取れるのは、トランプ政権への不信により米国からマネーが流れ、その一部が日本にも入り込んできているということです。
今取り上げられているFRB議長更迭の動きが米国経済への不信感に関連してるのかもしれません。
マーケットなので、押したり引いたりということは続くでしょうが、為替でいえば、関税について発表があった4月からこの傾向は続いており、確実に進んでいるように見えます。
ここまでは客観的な話です。

次に、日経ネット版に、トランプ政権の岩盤支持者と言われる人たちの記事が載っていました。
多くの支持者の反応は、マーケットと異なり、政権に対して好意的なものが多かったです。
これは米国国民の感情の積み重ねの結果なのだと想像します。
そのこと自体は、悪いことではなく、内政問題について素直な反応と考えます。
関税により物価が上がれば、彼らも気が付くという話もありますが、米国内の意見の相違はそんなことで変わるレベルではないかもしれません。

大統領は人の感情を煽るように発言することが多いですが、感情的な動きに対して、感情的に反応することは意味がありません。
感情とは関係ないところで、経済は大きく変化しています。
ここは沈着冷静に、私たちは日本経済の中でどのように動くべきか考える時です。

実体経済だけでなく、皆さんが保有している金融資産についても考えてみるときではないかと思います(売り買いを推奨しているわけではありませんので誤解のないようにお願いします)。
高騰していた珈琲豆の相場も、トランプ関税による需要減退で値下がりしています。
ちょっと一息珈琲でも飲んで、というところでしょうか。