皆さん こんにちは
梅雨前線が復活し、ついでに台風まで発生して連日蒸し暑い日が続いています。ファッション業界の話ですが、最近は春〜夏ではなくて、春〜初夏〜猛暑という区分で商品構成を見直しているという記事がありました。また、秋が短くなり、1年の半分を夏と考えるメーカーもあるそうです。言われてみると、車社会の地方では、マフラーや手袋をする機会はほとんどなくなりました。
さて、この1週間、書ききれないほどたくさんの事件が続きました。その中から何点かのテーマについて考えます
AIへの依存は具体的な課題
米国のテック系企業では、AIに依存する仕事が増えており、特に若手の採用が手控えられたり、削減の動きが出ているそうです。AIによる仕事の変化がついに具体的に動き始めました。米国の場合は、テクノロジー分野の先端を走っているだけに、その影響は大きいのだと思います。この影響は、今後、日本や欧州にも拡がっていくことになるでしょう。日本の場合は、人の不足をAIで代替することが具体的な選択肢になってきます。そのためにも経営陣がAIの機能を理解し、どこで人とAIを置き換えていくかを考える時期が来ていると思われます。AIという新しい技術に対する理解、現場にどのように落とし込んでいくかの判断、これからが実践です。
米国イラン紛争
イスラエルがイランにミサイルを撃ち込み、イランが反撃したかと思えば、米国が入ってきて、イランの原子力施設を最新鋭のミサイルで破壊し、この紛争はどこまで拡がるのかと思っていたら、突然の停戦合意。それも、当事者のイスラエルとイランからの反応がない間に、米国の大統領が一方的にSNSで発表するという事態に。中東を絡めた外交はとても分かりにくいですが、今回は本当に訳が分からない世界でした。ただ、気をつけておかなければならないのは、ひとまずイスラエルとイランの応酬が止まっただけと言うことでしょう。イスラエルのガザ侵攻は継続中ですし、イランを巡ってはロシア、欧州そして中国の思惑が複雑に絡んでいます。明日には何が起きるか分からない、複雑に入り組んだ世界の状況でどのように生きていくか、答えはSNSにはないということを日本人も理解する良い機会ではないでしょうか。
都議会議員選挙
6月22日に投票が行われた東京都議会議員選挙は、都民ファーストが31議席で第1党となり、都議会最大勢力だった自民党は30議席から21議席と大きく議席を減らしました。その他にも国民民主党や参政党が議席を獲得し、公明党が全員当選ができないなど、地方選挙ではありますが、変化が起きました。他の地域から見ると、実感が沸きにくい選挙ですが、新聞等からの情報を見ると、SNSなど新しいメディアを活用したネット戦略が功を奏したと言われています。問題は、そこに政策の議論があり、選挙民はその点を考えて投票したのかどうか、です。選挙戦に入ってしまうと、政治について議論が出来るのか?ということになりますが、これはまず無理でしょう。政治は、議会と選挙カーだけで行われるものではないと思います。SNSやその他のメディアを駆使すれば、日常生活の中で、日本が抱える課題とその方向性について、言いっぱなしでないより多くの人が考えることができる議論の場があっても良いと思います。それはテレビの政治討論会でもなく、バラエティ番組でもないものです。またYouTubeでもないはずです。ここから考えていく必要があるように感じました。
マイナンバーカードのiPhoneへの搭載
本日6月24日からマイナンバーカードをiPhoneに登載することができるようになりました。マイナンバーカードを持ち歩かなくても、iPhoneがあればマイナポータルでの医療費等の確認、コンビニでの住民票の写しの交付等を受けることができるようになります。iPhoneそのものが身分証明書になります。デジタル分野では遅れている日本ですが、このような取組は米国の9州とプエルトリコで導入されているだけで、国全体としての取組は世界で初めてなのだそうです。先端は良いけれど、iPhoneをなくしたらどうなるのかとか、情報が漏れやすくなるのではないかという不安、不信感もよく聞かれるところです。技術的にはそれなりに対応が進んでいるようですが、そこは各人の価値観によるのだと思います。ちなみに、私はさっそく入れてみました。暗証番号等を事前に準備すれば、それほど難しいものではありませんでした。初日に登録してみたのは、これからこの世界がどうなっていくのかを実感することが目的です。といえばカッコ良いかもしれませんが、ただの新しもの好き、とも言えます。なお、この機能はまだiPhoneだけのもので、Androidでは利用できません。また医療機関への対応ももう少し先になるようです。そのため当分の間、カードも持ち歩く必要があります。
これからどうするか
この記事を書き始め、1年が経過しました。最近、人と話をしていく中でこのメールのことを取り上げていただくことがあります。書き続けて、方針が定まらないこともありますが、続けていくことが一番だと考え、これからも発信して参りたいと思います。これからもよろしくお願いいたします。