F&Aレポート

「入梅(にゅうばい)」梅雨不調は、医者やドラッグよりもスーパーに駆け込もう!

 「入梅」とは、梅雨の季節に入ることを言います。実際の天気とは関係なく、田植えの日取りを決める目安として使われてきた言葉です。今年の梅雨は例年よりも遅れているようですが、まもなく雨の季節がやってきます。

 私の講座には、雨と台風の発生を予知できるという男性がいます。それも、台風についてはフィリピン沖などの遠方で発生したのがわかるというので、並外れた予知能力といえるでしょう!!

 彼曰く、雨と台風の際には、決まってある種の頭痛が起こり、気分が恐ろしく低迷するということで、その能力?体質?は、遺伝だろうということです。

 さて、彼のような特殊能力はなくとも、梅雨時期には体調を崩しやすく、心も不調を起こしやすくなります。

 体調不良では、梅雨時期に体がだるくなり、むくんだりしてしまう症状があります。心の不調では、やる気が起きない、不安、恐れ、悲しみ、怒りといった感情が強くなりやすいなどです。

 それらの原因のひとつは、気圧の変化と言われます。気圧の変化は自律神経の乱れを生み、心と身体の不調につながりやすいのです。

 実際に、気圧の変化は耳の奥にある内耳が感じ取り、血管収縮などを引き起こし、それが身体の痛みを増加させるという実験結果もあります。身近なところでは、飛行機に乗ったときに感じる耳の痛みも気圧の変化によるものですね。

 日々のパフォーマンスを下げる「だるさ・疲労感」といった不調。病院に行くほどでもないし、薬を処方するほどでもない不調が続くときは、「食」を見直してみましょう。

 疲労回復効果を高める期待大の食材にトリプトファンを含む豚肉や、鶏むね肉があります。むくみにはカリウムを多く含む食材、ほうれん草、きゅうり、さつまいも、バナナ、アボカドなど。心身の不調に気づいたら、まずはスーパーに駆け込んでみませんか?