• オンライン松山藤原塾2025/06/12のご案内
    オンライン松山藤原塾を下記の要領で開催します。関税、紛争さまざまな混乱が起きてる中で私たちはどうすれば良いのか、皆さんと考えたいと思います。奮ってご参加下さい。 【開催の日程】2025(令和7)年6月12日(木) オンラ […]
ボストーク松山藤原塾

なんかさあ

皆さん、こんにちは
梅雨入りした愛媛県内ですが、途端に雨が降り始めました。
明け方近くにも10ミリを超える雨が降ったようです。
これから豪雨、猛暑になっていくのでしょうか。

JR松山駅周辺の開発について、5000席以上のアリーナとサブアリーナを中心とした施設を建築し、プロスポーツやコンサートに使用する案がやっと松山市のパブリックコメントとして打ち出されています。
JR松山駅は、乗降者数が多くないことから、駅としての機能だけでは集客力が足りず、スポーツやエンタメなどのコンテンツで人を惹きつける必要があると思っていました。
ただ、これらのイベントは毎日開催されるわけではないので、アリーナを作って終わりでは済まないでしょう。

自公両党は、参院選に向け、物価高対策として、税収増分を財源とする給付金を実施する方向で一致したという記事が出ていました。
野党は消費税減税を取り上げる方針のようです。
税理士としてみると、消費税の減税措置は事業者側の事務処理に負荷がかかりますが、給付金では事業者側の負担はなく、マイナポイントを活用すればスマホ直結となりますから、現金主体だったコロナ給付金よりもさらに簡便に実施することができると思われます。
消費税減税の話に火がついてしまい、参院選では減税か給付金かの議論となりそうです。

日本時間の10日2時から、Appleの今後1年間の方針を主に開発者向けに発表するWWDCが開催されました。
日本の一税理士でもチェックしておく価値があるイベントです。
Appleはトランプ大統領から睨まれたり、iPhoneの時代は終わったとか、AI開発が遅れてるとかいろいろ言われていますが、これだけの企業の活動をそんなに簡単に評価してしまうことはできないと思いました。
もちろんこのことは、Appleだけではなく、Google、OpenAIその他先端を走るテック系企業すべてに言えることです。
以前のGAFAMにNVIDIAとテスラを加えて、マグニフィセント・セブンと言われますが、これらの企業に日本の企業が技術的に追いつくことはまず無理でしょう。
では、どの分野でどのようなことをすべきか?日本にとっては、これまた大変な宿題になると思います。

日本の年間出生者数が初めて70万人を割り、推計よりも14年早いというショッキングなニュースが駆け抜けました。
なぜ子どもの数が減っていくのでしょうか。
今週は最後にこの問題を取り上げます。
国はいろいろな施策を繰り出しています。
しかし、若い人たちが子どもを産まない、結婚しない傾向に変化はありません。
その背景には金銭的な問題とか生活パターンのこととかあるのだと思いますが、それ以前に、そんな気になれない、ここが一番大切なのではないかと思います。
だから、霞ヶ関で出産や育児と関係ない、理解できない政治や行政の人たちがどんなに頑張っても彼らの空気を変えることはできないのです。
つまり、空気とか雰囲気とかいうもの、それが問題なのであり、法令や経済政策だけでは変わるものではないということです。
今、私たちでできることは、数は少ないけれど、出産、育児、教育で頑張っている人たちを温かく見守ることではないでしょうか。
それすらできているのか、不安ではありますが。

国の政策として、また経済的なニーズとして人手不足解消のために人を増やす、言い換えると子どもの数を増やしたいと側面はあります。
例えば、国内の大型二種免許の保有者は50歳以上が85%を占めます。
厚労省によれば、バス運転手の平均年齢は55歳で、年1歳のペースで上昇しているそうです。
つまり、新しい人が入ってこないので、あと10〜20年経つと、現状のバス路線はほとんど維持できなくなります。
自動運転技術の進歩はとても切実な問題なのです。

しかし、国としてリソースが足りない、人手が必要だからというのは一方的な方向からのニーズです。
出産というのは極めて個人的なことです。
国が簡単に関われるものではないことも自覚する必要があります。

別の視点で考えてみます。
個人として、悩んだとき、しんどい思いをしているときにその思いを一人で抱えるのではなく、分かち合える存在は大切です。
その存在として大きいのがパートナーです。
長く一緒にいることで、不満もありますが、一緒にいること自体を良かったと思える関係を構築することは人間の成長かもしれません。
そのことをどのように理解してもらうか?伝えるか?
制度構築はじめとする環境の整備と並行して、そんな若い人たちの気持ち、空気に寄り添うことも必要ではないでしょうか。
つまり、この問題は行政とか法令だけで解決できる問題ではありません。
答えはそう簡単に見つからないし、私たち自身の生き方の問題でもあります。

なんかさあ
一人でいるとしんどい時ってあるじゃん
そんな時、誰かとちょっと話して少し楽になる時ってあるじゃん
そりゃその人とずっといるとイライラすることもあるだろうし
子どもができちゃえばホントにしんどいと思うよ
でも、それが生きてることだって
人としてはそれが大切なことなのかもって時々思うんだよね
わかんないけどね

このメールで何か答えのようなものを出すことは難しいです。
なんか最近空気変わったよね、と多くの人が思えるようになれば、世界が変わっているかもしれません。