6月です。これから鬱陶しい梅雨になります。今年の春は、雨不足で、野菜の高騰が問題になっていますので、早く梅雨入りして欲しいと思ってる方も多いと思います。ただ、最近は、梅雨後半からの雨は、東南アジアのような激しい豪雨になることが増えてきました。毎年全国のどこかで大きな被害が出ていますから、今年はそんなことがないように備えたいものです。ちなみに、四国地方の梅雨入りは、平均して6月5日頃だそうです。だとすると、このレターが届く頃には、梅雨入りしている可能性が高いようです。また、梅雨明けの平均は、7月18日頃とのこと。私の記憶でも、夏休みに入る=楽しい、雷が鳴る=怖い→そして梅雨明け=?というイメージが強く焼き付いています。
さて、国会では、最終的に日本は戦争をするかしないかみたいな大変きな臭い議論がされていますが、この問題は、あまりに深いので、またいつかお伝えするとして、またまたIT、電子申請の話しです。5月29日の日経新聞(電子版)によると、政府は、行政手続について、電子による事務を原則とする方針を固め、来年の通常国会に、IT利活用促進法案を提出する方針のようです。社会保障と税を中心に、現在はマイナンバーの導入準備が、全国的に進められています。これについては、過去のレターでもお知らせしましたが、そのマイナンバーを有効に活用することも考えると、紙と電子のデータが混在するのは非効率ですから、電子での作業を基本とすると言うことです。
オフィスで、コンピューターが普通に使われるようになってずいぶん時間が経ちました。しかし、オフコンやXPパソコンがまだ残っている、各部署のシステムが統一されていない、上司には紙で回覧するなど、業務のデジタル化と言うには中途半端なのが実体です。それが少し変化したのが、まずインターネットであり、次にスマートフォンではないかと思います。それに、最近は電子申告(申請・納税)が少しずつ普及し、行政手続も電子化を原則とする方向にあると言えるでしょう。技術は日々進歩していますから、技術が安定化するのを待っていてはキリがありません。むしろ、行政手続を原則(ある意味、強制的に)電子化とすることは、ITが社会のインフラとして定着するための必要な条件なのかもしれません。
もちろん、導入コストや運用に関するセキュリティ、スタッフのITスキル等々課題もたくさんあります。また、報道によれば、人工知能の進歩により、これからの20年で、雇用の半分はコンピューターや機械が取って代わるという話もあります。一所懸命電子化を進めたら、自分の仕事がなくなっちゃったと言う話が出てくるかもしれません。あなたの仕事は大丈夫でしょうか?