スーパーやコンビニに行くと、たいてい「袋は購入されますか?」と聞かれます。
すると反射的に「大丈夫です」と言ってしまうのですが、やや違和感があります。これが当たり前になると、違和感もなくなるのだろうと思う一方で、「大丈夫です」以外の言葉を考えてみたりしています。
日常でも仕事の上でも「大丈夫」の使うときは、いろいろなケースがあります。
- 「体調はどうですか?」→「大丈夫です」
- 「この日程でよろしいですか?」→「大丈夫です」
- 「明日までに、資料は出来上がりますか?」→「大丈夫です」
- 「袋は要りますか?」→「大丈夫です」
- 「今度の飲み会に参加しますか?」→「大丈夫です」(Noの意味)
(1)(2)(3)は、「可能」「承諾」「問題ない」/「肯定的」な「大丈夫」、(4)(5)「いいです」「結構です」/「否定的」な「大丈夫」
「肯定的大丈夫」は、「承知しました」「可能です(できます)」「問題はありません」といった言葉でも置き換えることができますし、「大丈夫」を使っても違和感はありません。一方「否定的大丈夫」は、「断る」時に使うケースです。
「いりません」「結構です」と言ってしまうとキツイ表現になるので、「大丈夫」とやんわり断っているような状況かと思います。きっと円滑なコミュニケーションのために、私たちは「大丈夫」を使っているのでしょう。(とても日本人的なのかも)
気になる人は「『袋は』持っています」「『飲み会は』難しいです」「『飲み会は』欠席いたします」と、袋、飲み会などの前の言葉をつけると「大丈夫」以外の言葉もありそうです。いや、まあそんな面倒なことより「大丈夫です」で大丈夫じゃん!という声も聞こえてきそうですが・・・。