F&Aレポート

「群盲象(ぐんもう ぞう)を評(ひょう)す」から学ぶ

「群盲象(ぐんもう ぞう)を評(ひょう)す」から学ぶ

 「群盲象(ぐんもう ぞう)を評(ひょう)す」という、インドの寓話をご存知でしょうか。

 昔、インドの王様が目の不自由な人を集めて象の一部だけを触らせて、それが何であるかを答えさせました。

  耳を触った盲人は「これは扇です」
  足を触った盲人は「これは柱です」
  鼻を触った盲人は「これは綱です」
  腹を触った盲人は「これは壁です」
  牙を触った盲人は「これはパイプです」

 それぞれが違うことを言い張り、自分こそが正しいと主張し対立しました。

 この寓話は普遍的な戒めに富んでいて、多くの国や地域で語られています。