「マスク着用面接」~「眉」トレーニングで好印象を勝ち取る
ミッキー・マウスや、トムとジェリーなどの外国人気キャラクターは、きまって表情が豊かです。(日本が生んだ世界的人気キャラクターである『キティー』ちゃんは、あまり表情が動きません。眉もありませんね。それはそれで可愛らしく、愛されるべき存在なのですが)
たとえば、トムとジェリーは、音声を消して見ていても、彼らの喜怒哀楽が伝わってきます。その豊かな表情に私たちは共感したりドキドキハラハラしたりしながら、親しみを感じてしまうのです。
その秘密はなんでしょうか。そう「眉」の動きにあるのです。
一般的に欧米人は表情が豊かと言われます。言葉だけでなく、顔全体の筋肉を動かして感情を表現します。時に、日本人にはオーバーと思えるほどのリアクションもありますが、彼らの「眉」は本当によく動きます。
「眉」は、絵画でいえば額縁です。どんなに美しい絵も額縁がなければ未完成です。絵画を引き立てるのは額縁です。同様に、表情を引き立てるのは「眉」なのです。
コロナ禍でマスクをしたままで面接を行う機会が増えました。ただでさえ、顔の半分が隠れています。自分の思いや感情を表現できるのは「目」と「眉」しかないのです。
まずは「眉」を上下に動かしてみましょう。上まぶたの筋肉をグッと押し上げるのです。目を見開いたり、細めたり、顔をしかめてみたりしてみてください。また、眉間にしわを寄せて困った顔をしてみたり…。眉が上下に動くだけでなく、眉頭や眉尻の微妙な動きがわかりますか?また、口角を引きあげると、自然に眉尻が下がり笑った目元になります。
こうしてトレーニングすることで、顔全体の筋肉が動きやすくなり「無表情」な印象は遠ざかり、マスクをしていても、オープンで好印象の表情になっていくのです。