F&Aレポート

慶事の忌み言葉

慶事の忌み言葉

 10月大安吉日、神社やホテルなど、あちらこちらで結婚式が行われているのを目にすることができました。最近では、どちらかといえばラフなスタイルの結婚式が増えて「忌みことば」などは気にならないという人もいるようですが、「忌みことば」が消えたわけではありません。日頃は細かいことは気にならない人でも、あらたまった席では気になることもあります。日本には古くから「言霊信仰」があります。言葉には霊力があって、発した言葉通りになるという考え方です。不吉なことを連想させる言葉は避けたいものです。また、特別な機会だけでなく日常でもわきまえておきたいものです。

<問い>結婚披露宴のスピーチで、好ましい挨拶はどれでしょうか。

1「本日は新婦が一層美しく、こんな素晴らしい笑顔をたびたび拝見できるよう、またお二人の仲が離れることなくいつまでも幸せが続きますように祈っております」

2「すてきなお二人を拝見していますと、幼少のころからお二人を存じている私は、祝福の思いでいっぱいでございます」

(1 ×、2 ○)

※慶事の忌みことば
結婚披露宴 別れる、終わる、切る、離れる、破れる、壊れる、冷める、冷える、帰る、返す、戻る、去る、失う、あきる、落ちる、色褪せる、悲しむ、苦しむ、悩む、死ぬ、病む、倒れる、再び、薄いなど
<重ねことば>重ね重ね、返す返す、たびたび、またまた、しばしば、いろいろなど

出産祝い 死、逝く、破れる、流れる、滅ぶなど
新築祝い 焼ける、燃える、倒れる、傾く、つぶれるなど
病気の全快祝い 死、終わる、絶える、重ねる、繰り返すなど

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