F&Aレポート

冠婚葬祭 悲しみごとのマナー

冠婚葬祭 悲しみごとのマナー

数珠の持ち方 数珠は「お念珠」とも言いますが、持ち方があります。一般的な短い数珠は左手の親指と人差し指の間、または手首にかけて使いましょう。長い数珠は、拝礼のときは両手の中指にかけて静かに珠をすり合わせます。数珠は突然訃報を聞いて駆けつけた通夜の席ではなくてもかまいませんが、できるだけ持参する方がいいでしょう。

NG 参列のマナー 悲しみの席で一番気を配りたいのが携帯電話です。式の最中に着信音が鳴るなどもってのほかです。マナーモードにしても周囲に音が気になることがあります。静かな場所では、マナーモードでもバイブレーションの振動音が意外と響くものです。映画館などは、携帯電話への注意や警告がありますが、式場ではそれほど注意を促されないので、十分配慮したいものです。

 よほどのことがない限り、式場に入るときには電源を切っておくようにしましょう。ご遺族の悲しみと心を合わせられないのなら、参列している意味がないと思います。

 また、久しぶりに会った知人と再会し、おしゃべりに興じる人を見かけることもあります。故人にまつわる話しであっても、楽しげに話しているように見えては場の雰囲気を壊してしまいます。遺族の方の迷惑になるような行為は慎みたいものです。

お浄めの塩 通夜や葬儀のとき、会葬礼状とともに「お浄めの塩」を渡されることがあります。死のけがれを浄めるときに使うものですが、宗教や宗派によってはこの習慣がない場合もあります。

 使う場合は自宅の門を入る前、マンションなら玄関のドアの前で、胸元→背中→足元に少量づつ塩をふりかけます。自宅に人がいる場合はその人にかけてもらいましょう。足元に塩をまいて踏み、次に両手、衣服にかける方法もあります。

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