お寿司をきれいに食べる
近頃は、どこに行っても回転寿しのお店があり、総菜コーナーにはファミリー向けやお一人様向けのにぎり寿司があります。昔のように「寿司=高級=滅多に食べられない」というものではなくなり、気軽にお寿司を食べる機会も増えたのではないでしょうか。
ただ、このお寿司をどのように食べるかは、悩ましいこともあります。手で食べるのか、箸で食べるのか、状況次第ではそんなことでさえ迷ってしまうこともあります。
お寿司を見栄えよく食べるにはいくつかポイントがあります。
■ 手で食べても、箸で食べても良い お寿司を手で食べるときは、ネタとご飯の両方に指をかけて持ち、ネタをしょうゆにつけて食べます。ご飯をしょうゆにつけると小皿にご飯粒が広がり見栄えが悪くなります。箸を使うときも基本は同じです。ネタとご飯を挟むようにつまんで、箸を傾けてネタにしょうゆをつけます。いずれも、一口で食べる方が上品に見えます。お寿司を手で食べるときには、お手拭きを使いますが、どうしても指先に匂いが残ります。日本人は匂いに敏感なので、この「匂い」が気になる人も少なくないようです。また、衛生面からも箸を使う人は多いようです。箸でもOK、手でもOK、見栄えよく食べるのがベターです。
■ 一口で食べきれないときは 目の前で握ってもらうお寿司なら、「ご飯を少なめに」「ネタを小さくしてください」とお願いしてもいいでしょう。そうでないなら、お寿司を小皿にとり、箸でご飯を半分に分けてからネタでご飯をくるむようにして口に運びます。残ったご飯は、がりと一緒に食べるなどすれば美味しく食べられます。
■ NG ネタをご飯からはがして別々に食べるのはやめましょう。ネタをはがしてしょうゆをつけ、またご飯の上にのせて食べるのも美しい食べ方ではありません。ただし、ちらし寿司は例外です。ご飯とネタを交互に食べる方がスマートです。