女性のシーン別、身だしなみマナー2 「会食」with 上司…上司が男性か女性によって配慮すべき点が若干異なる
アフター5の気軽な会食であっても、ビジネスの延長線と考え、TPOをわきまえた自分らしい装いを心がけることが重要なことは、前回のレポートでもお話ししました。
今回は、「上司との会食」で考えてみたいと思います。あなたが女性なら、上司が男性なのか、女性なのかによって配慮するポイントが異なります。
上司が男性なら、ジャケットは必須と考えた方がいいでしょう。特にオシャレなレストランなら、上司に恥をかかせないためにも上司の服装に合わせて(ほとんどの場合がスーツだと思います)ニットではなく、シックな色目のジャケットを羽織る方がベターです。カジュアルな場所なら、カーディガンやアンサンブルなどでもいいでしょう。
上司が女性の場合。上司が引き立つように、上司よりも控えめであることを心がけてください。これは服装だけでなく、小物も同様です。
一目で上司のものよりも高価なものとわかるものや、値の張るものはNGです。バッグや時計、宝石やアクセサリーなどにも注意しましょう。
「どちらが上司ですか?」と言われてしまうような装いは控えた方が賢明です。
男性上司も女性上司にも、共通して良くないのは、女性を強調しすぎる華美な装いや、体の線が強調されすぎるものです。
また、会食の場所が「座敷」か「テーブル席」でも、心得ておきたいポイントは変わります。靴を脱ぐ座敷なら、ロングブーツはおすすめしません。ミニスカートも考えものです。さらに、タイトスカートよりもフレアースカートの方が、リラックスしやすく傍目にも違和感がありません。夏場なら素足で座敷に上がることのないようにしたいものです。
また、靴を脱ぐため、靴はつま先まで磨き、普段は見えない靴の中敷が汚れていないかもチェックしておきたいですね。