F&Aレポート

「今日は葡萄のお酒で」

「今日は葡萄のお酒で」

宴会の多いシーズンですね。ただの飲み会ではなく特別な日には、居酒屋ではなくフレンチで…という方もあるかもしれません。今回は「葡萄のお酒」についての素敵な作法をご紹介しましょう。(「美人のお作法」 友常貴仁著 インデックス・コミュニケーションズ

 お祝い事のあった日は、フレンチのフルコース…と決めている人も多いのではないでしょうか。いつもよりドレスアップして、夜の宴にふさわしい大人のコーディネートで出かける楽しみ。フレンチのフルコースには、シャンパン、白ワイン、赤ワインという流れがよく似合います。ただし、いいシャンパンやワインを行きつけのレストランに持ち込む場合、必ず三日以上前までにはお店に届けておきましょう。

 ワインは移動で動かすときに最も味に影響します。移動させたあと、しっかり安定するまでに100時間ほどかかるデリケートな飲み物です。

 家で楽しむときも同じです。お店で買ってきて、すぐに飲んではいけません。ワインの本当の美味しさを味わうためには、時の経過もエレガントに過ぎ行かせなければいけないのです。

 ワインは抜栓すると、その経過する時間とともに、葡萄を育てた人や、ワインをつくった人の魂が蘇ってくるのです。その魂が色・香り・味に映し出され、至極の時間を演出し、エレガント・フレンチタイムをつくりあげてくれます。

 さてフルコースの食事が終わったら、別の店でブランデーを少しだけ傾けましょう。素敵なブランデーグラスをゆっくりと温めながら。

 そうです。どうせならその日の飲み物は葡萄づくしでいくのです。シャンパンも、ワインも、ブランデーも、どれも葡萄からできています。昔から、葡萄は恋の予感のするステキな果物だと言われているのをご存知ですか。

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