好意を素直に受け取って「ペイ・フォワード」しよう!
周りから愛されている人はみんな「受け取り上手」です。プレゼントをもらうときも、何かしてもらったときも「ありがとうございます。嬉しいです」と、感謝して受け取ります。そうすると言われた側も幸せな気持ちになります。
逆に「申し訳ない」「気を遣わせてしまう」と、謙虚すぎて断ってしまうと、かえってお互いに心地悪くなってしまい、「次はもうやめておこうかな」という気分になります。
自分にやってくるプレゼントやチャンス、褒め言葉は、素直に受け取っていいものと思った方が人間関係は楽になります。
「神々の島」と呼ばれるインドネシアのバリ島では、ものをもらうときはどんなものでも「ありがとう」と感謝して受け取るのだそうです。なぜなら「自分にやってきたものは、実はその人を使者として、神様がくれたものだから」という教えがあるからだとか。
「自分がいただくものは、ものでもチャンスでも、今まで自分がしてきたことが形を変えて、自分に受け取る必要があるからやってきた」という考えです。
「受け取り上手」になり、さらにその喜びを次の人へおすそ分けできると、どんなにいいでしょう。あなたの周りに喜びの循環が生まれますね。
次の人へおすそ分けとは、「その相手にお返しをするのではなくて、別の人3人に渡す」というものです。これを「ペイ・フォワード(pay forward)」といいます。喜びを「ペイ・バック=後ろに戻す」のではなく、「ペイ・フォワード=前に送る」のです。
「ペイ・フォワード」は、2000年に公開されたミミ・レダー監督の「ペイフォワード」(原題”Pay it Forward”)という映画に端を発しています。
さっそく今日から「受け取り上手」になって「ペイ・フォワード」してみましょう。さらなる喜びやチャンスがやってきます。