雨の日のさわやかマナー 2
<香り> 湿度により人の香りの感じ方は変わります。また、湿度の高い日は、カラリと晴れた日よりも香りが強く感じられます。そのため、雨の日はいつも以上に体臭には注意したいものです。雨にぬれて湿った靴、ソックス、シャツなどは放っておくと嫌な匂いに変化しますが、意外に本人は気づかず、他人のほうが敏感に感じることがあります。日頃、何気なく使っているオーデコロンや香水も、柑橘系のさわやかなものにしたり、若干控えめにつけるなど工夫したいものです。
<傘のさしかた> 傘のさし方にも、ほんの少しの気配りを。傘は体の中心でまっすぐさすのが美しく見えますし、傘から垂れた水滴で自分や他人をぬらさずにすみます。
傘を肩にかけるようにして斜めにさして歩くのは、後ろの人の視界も阻みます。また、閉じた傘を持ち歩くときは、傘先をまっすぐ下に向けて自分の体の近くに持ちます。傘先をブラブラさせていると、小さい子どもの顔に当たることもあり危険です。
<ハンカチとタオル、着替えの靴下、ビニール袋> 雨の日は、持ち物にもひと工夫あると便利です。吸収力のいいタオル、着替えのソックスやストッキング。これらをビニール袋に入れて持ち歩きます。ビニール袋はぬれたものを入れるだけでなく、かばんの中の書類や、ぬれてはいけないものをガードするのに役立ちます。
<来客への心づかい> 雨の日の来客には、ぬれたかばんや洋服を拭けるよう、清潔なタオルを準備しておくと喜ばれます。また、洋服がぬれているとエアコンの風が冷たく感じられます。「寒くないですか」の一言をかけて、設定温度を控えめに調整するのもいいですね。また、様子をみて温かいおしぼりや飲み物をお出しするのもほっと安心できる気配りではないでしょうか。