F&Aレポート

椅子は両手で引いて左側から座る

椅子は両手で引いて左側から座る

 レストランでも面接のときも、椅子は必ず左側から入って座り、左側から出ます。これは、結婚式の披露宴なども同じで国際儀礼にもかなっているので、普段の仕事でも習慣にしておくと良いでしょう。
 左側というのは、椅子の左側なので、右手側に椅子を置いた状態とイメージするとわかりやすくなります。これは、長いテーブルなどに何人もが並んで座る場合、それぞれが好きな方から入ったり出たりするとぶつかってしまうからです。
 椅子の背に置けない大きめのバッグは、クロークに預けるか、自分の椅子の右側の足元に置きます。もちろん隣の人や、お店の人のサービスの邪魔にならないように置くのは言うまでもありません。
 また、座るとき、立ち上がるときに、身体の重みを感じさせないようにすると男性も女性も美しく見えます。背筋を伸ばしたまま、太ももの筋肉を使ってスッと立ち上がってみてください。座るときも「やれやれ」と言わんばかりにドサッと音がするような座り方をするのはみっともないだけでなく、テーブルの上のものを落としてしまうことにもなりかねません。パーソナルスペース(左右、片手分の範囲)にある空気を乱すことなく、スマートに振る舞うことができる人は、なんとなく眺めていてもハッとさせられます。
 さらに、椅子を引くときは必ず両手で引くようにしてみましょう。椅子を入れるときも、引く時も両手を使います。会社ではキャスター付きの椅子が主流のため、つい片手で扱ってしまいがちですが、両手を使うときちんとして見えるだけでなく、物を大切に扱うことにもなります。
 椅子を両手で引くことも、左側から入ることも、慣れないうちはぎこちなく見えますが、慣れるとすべての動作がきれいに見えます。

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