ボストーク松山藤原塾

6月15日はいろんなことがありました!

季節の話題

来週日曜日、6月21日は夏至です。夏至と言えば、1年で一番昼間の時間が長い日ですが、日の出が早いのは夏至より前の今の時期なのだそうです。ちなみに、昨日6月15日の松山の日の出は4時57分、東京は4時24分です。逆に日の入りが遅くなるのは夏至の数日から1週間ほど後になるそうです。夏至が過ぎると、梅雨も本格的になり、蒸し暑い日が続きます。さて、今年はどんな夏になるでしょうか。

今週の愛媛

中国で類似果実販売「県開発の高級かんきつ「紅プリンセス(品種名・愛媛果試第48号)」とみられる果実が中国の通販サイトで販売されているとして、県が苗木流出の可能性を含め事実関係の確認を進めていることが、12日分かった。県農産園芸課は「本物かどうかは分からず、国や関係機関と連携して実態把握を進める」としている。」愛媛新聞のHPからです。昨年発売が始まったばかりのみかんの品種「紅プリンセス」の苗が中国に流出したそうです。またか、という話題です。「外国人」「中国人」に対する意識が厳しくなるのもこのような出来事の積み重ねであり、外国人排斥という見方にもつながっていきます。中村知事が「悔しい」と語ったそうですが、日本中の人がそう思っていると思います。また、真面目に日本で生活している人はたくさんいます。このようなことは例外であり、外国人に対するあり方については、本質的なところをみることが大切です。

ワールドカップサッカー

日本時間の6月15日早朝に行われたサッカーのワールドカップで、日本がオランダと劇的に引き分けました。オランダの世界ランキングは8位、対する日本は18位ですから、頑張りました。同点に追いついたのは、小川航基選手のヘディングシュートが鎌田大地選手の頭に当たってゴールとなったものです。その鎌田選手は愛媛県伊予市出身です。国道56号線沿いにある松前町の豚太郎に小さい頃によく行ってたそうですが、私も時々チャーハンを食べるお店です。身近な人が世界で活躍、素直に嬉しいですね。それは良いのですが、ある政治家が「日本サッカーが確実な成長していると感じた」と発言してました。欧州リーグにたくさんの選手を送り出す、そのためには国内リーグや国際大会での実績が必要です。実績を出すためのトレーニングも、技術的、経済的、組織的な支援体制も必要です。そのようにして積み上げた結果が今回の勝利だと思います。それに比べてですが。え?日本の政治家は成長したの?財政は改善したの?何か努力したの?と思ってしまいました。

数字の魔術

人口動態統計で合計特殊出生率が上昇しました。愛媛県も0.00だったので、前回よりも悪くはなっていなかったようです。香川県に至っては上昇していていました。これはよいニュースでしょうか?答えは、Noです。この統計の分子は生まれた子どもの数、そして分母は女性の数で計算します。子ども/女性20代女性の流出率の統計では、愛媛県はワースト2位です。つまり分母が減って0.0ということは分子つまり出生者数も減っているということです。子ども→減少/女性→減少あえて良いところを考えると、マイナスにはならなくて良かったと言うことでしょうか。もっとも香川県は、出生者数自体も増加しているそうです。出産というのはとてもナイーブなもので、こうやって統計を追いかけるのは違うと思いますが、人口減少につながるデータとして静かに注目したいと思います。

今週考えたこと

イラン戦争終結合意戦争が終わると言えば、日本人は1945年8月15日のことを思い浮かべます。連日の空襲がなくなる、絶対的な軍が消滅する、目の前の世界が大きく変わったと言われますが、今回はだいぶ違っています。今年2月から始まったイラン戦争がやっと戦闘終結に向けて動き出しました。調印式は19日なのに米国の大統領はもう署名したとか、よく分かりません。これで石油が以前と同じように動き出すかと言えば、必ずしもそうではないようです。イスラエルも今回の合意には納得していないようですし、流動的な要素が多すぎます。いったん緊張状態が解放されて、ホルムズ海峡に停泊していた船舶が動き出せそうと言うことは良いニュースです。しかし、戦争前のように湾の出入りが自由になり、物流が以前のように回復するには相当な時間がかかりそうです。また、この戦争を通じて起きてしまった政治的、軍事的変化はこれからも尾を引いて来ると考えられます。引いてしまった引き金は元に戻りません。世界がどう変わっていくのか、その中で日本はどうあるべきか、1人1人が視野を広げていく時です。

「米起業家イーロン・マスク氏は12日、世界で初めて純資産が1兆ドル(約160兆円)超の「トリリオネア」となった。同日新規上場した米スペースXの株価が公開価格を上回って推移し資産評価額を押し上げた。富の集中ぶりを象徴する。1兆ドルは26年度の日本の国家予算(一般会計総額で122.3兆円)を上回る。米連邦準備理事会(FRB)が調べた米国の22年の家計純資産の中央値(約19.3万ドル)と比べると500万倍超となる。」

イーロン・マスクが持つ1兆ドルの価値というのは、株価×持ち株数ですから、キャッシュを持つわけではありません。その理由は、持株すべてを売却することは現実に不可能だからです。しかし、とんでもないお金持ちであることは間違いないでしょう。そのような富豪を生み出す国、そのような仕組みを持つ国という意味で、アメリカはパワーのある国だと思います。ただ、スペースXについては、あまりに巨大であり、そのために市場が歪んでしまう可能性も指摘されています。例えば、イーロン・マスクが議決権の8割を握る仕組みでは、株主は株式の値上がり益と配当金しか享受できず、所有者とは言えません。将来、事業に大きな損失が生じた場合の影響も巨大になると思われます。かつてない巨大な実験と見た方が良いかもしれません。

今週のAI

「米アンソロピックは12日、先端AI(人工知能)モデル「クロード・ミュトス」と「フェイブル」の提供を直ちに停止すると発表した。米政府から輸出管理対象に指定され、外国人が利用できなくするように命じられたという。」

AIがどんなものか分からないのに、最先端のミュトスやらフェイブルが出てきて、しかもそれが突然米国政府の指示で外国人の利用ができなくなってしまいました。一体何が起きているのでしょうか。
実は、先日の藤原塾では、タイミング良くこの最先端のAIを見ることができました。

今日はちょっと重たい話題が続きましたので、AIの話題は控えめにします。今度の日曜日は夏至ですが、チュニジア戦もあります!


※この記事では一般的な経済市場動向についての情報提供を行っているもので、特定の投資を推奨又は勧誘するものではありません。