【季節の話題】
松山でも気温低めで暖房が手放せません。3月後半は一気に気温が上がってくるそうです。となると、桜ですね。待ち遠しいと思ってる方も多いのではないでしょうか。
【今週考えたこと】
すごい時代です、いや一瞬のことだから果たして時代と言って良いんだろうか?でもやっぱり時代ですね。突然戦争を始めて、ミサイルやドローンが飛び交って、国のトップが簡単に殺害されて、タンカーが止まって、戦争が終わる(明確に終わったとは言えないようですが)。株も、石油も、為替も、金利も、市場は大混乱。これは良い時代なんでしょうか?何らかの目的はあるとしても、混乱を回避するために今までせき止めていたものが破壊されて洪水が発生したように感じます。
それが一度だけではなく、延々と。極端に振れることで「このような事象が起きれば世界(市場)はどうなるか?」と言った経済学的な検証ができるのは興味深いし、刺激になると言えなくもないですが、現場の混乱は相当なものです。今日、ガソリンスタンドの人と話をしましたが、ガソリンの価格が付かないと言っていました。東南アジアではガソリンがなくなって大混乱というニュースも入ってきています。どの世界にも生きている人たちの現場があります。その現場にいる多くの人が幸せに生きられるような政治であってほしいと思います。理想論であるとしても。だいぶ落ち着いてきましたが、この1ヶ月間、私の事務所も確定申告で戦争状態でした。戦争という言葉が冗談でなくなっているのが怖いところです。
今年の確定申告で考えたこと。
人生と確定申告
確定申告は1年に一度の生存確認でもあります。その方がどんな時間を過ごしてきたか、そして今年はどうするのか?子どもが大きくなれば扶養控除、医療費が掛かれば医療費控除、夫が亡くなれば寡婦控除。税金のことよりも、その背景にあることのお話を伺うことが大切と思うときがあります。
還付申告の大切さ
税金が還付になるのは、自分が払った税金が返ってくるだけだから当たり前のことと思っていました。しかし、申告しなければ税金は返ってこないのです。そこに確定申告の意味があります。注意しなければいけない還付申告もあります。上場会社の配当金は源泉分離課税で申告不要だけれど、申告すると税金が還付されます。注意したいのは、国民健康保険などに加入している場合は申告した配当金も計算対象になり、保険料が増額になり、税金以上かかってしまうことがあります(申告しなければ加算されません)。相続税に関わることもあります。妻名義の生命保険を夫の申告で保険料控除していた場合、所得税計算では控除対象となりますが、夫のものである=名義保険と認めたことになります。何気なく使った証明書が相続税に跳ね返ってしまう。怖い世界です。
電子申告について考えること
国税庁のHPを見ると、「スマホとマイナンバーカードでe-Tax!」と書かれています。スマホとマイナンバーカードの普及が進んで、使い慣れた方にとっては確定申告が簡単な手続になるのは良いことです。しかし、医療費控除は自分でするけど贈与税は税理士に依頼するような場合に問題が起きています。マイナンバーカードを利用すると、IDは付与されますが、PWが付されません(私自身操作しないので分かりませんが、多分そうです)。
e-Taxでは一人1IDという考え方なので、お客さんが先に医療費控除を申告してしまうと、税理士が申告に必要なIDがわからないと言うことになってしまいます。e-Taxの裏にはPWが付いているようなので、確認することもできますが、アナログ作業で約1週間かかります。日本の税務行政は、税理士が関わることで納税者に安心したサービスを提供できるようになっています。しかし、このような事態が発生すると、申告期限ギリギリになって大混乱が生じることになるわけです。スマホで納税者が簡単に確定申告することと、税理士が関わる申告のシステム上の不一致となった場合の検討が行われていないと推察します。
これは、スマホで申告する納税者は税理士が関わらないとシステム設計の担当者が判断したためと考えられます。つまり、e-Taxというシステムの要件定義の段階で前提条件を見落としたのかもしれません。ここは一度国税庁と税理士会でしっかり話し合っていただく必要がありそうです。
また、スマホを使って1人で申告してしまうと、還付申告のところで書いたような「事故」が起きる可能性があります。やっぱり税理士さんにお願いして良かった!と言われる場面が多いと良いなあ。
今日はちょっと専門的で細かい話を書いてしまいました。確定申告期間中ですのでお許しください。
【今週のAI】
アンソロピックが開発したClaudeのことは先週も書きましたが、最近、Claudeを使っています。藤原先生のようにpythonにコードを書かせて自分のレポートを読み込ませた上で質問を投げかけるみたいな高度な技は使えませんが、私が利用した感想は、あっさりと答えが返ってきて良い感じです。ChatGPTは、回答が返ってきた後、これはどうだ?あれはどうだ?と聞いてきます。続けて考えていこうとするときはそれも良いのですが、もうこれで終わりにしようとか、違う流れを考えたいと思うときは邪魔になります。Podcastでもそのような意見が多いです。
ただ、AIについて有料プランをいくつも抱えるのはちょっとしんどいですね。今のところ、無料プランの中で頑張りながら、取捨選択していった方が良いかもしれません。なお、AIのシステムはすごいスピードで更新されていきます。ここで書いたものもあっという間に変わってしまいますので、常に新しい情報を追いかけるようにして下さい。
※この記事では一般的な経済市場動向についての情報提供を行っているもので、特定の投資を推奨又は勧誘するものではありません。
