ボストーク松山藤原塾

貸金庫がなくなる

皆さん こんにちは

大寒を迎えてなぜか暖かくなった松山です。
昨日は、国税庁から膨大なメールが届きました。
電子申告をしている納税者の確定申告に関連する情報は、e-Taxに登録してある税理士のメールに飛んでくるのですが、昨日がその日でした。
これから国税庁を名乗る本当の迷惑メールも飛んできます。
皆さまもどうぞご注意ください。
これも春の風物詩、かもしれません。

1月20日ドナルド・トランプ氏が米国第47代大統領に就任しました。
就任式を控えて、メディアではいろいろなことが書かれていました。
初日の東京市場は多少の変動はあったものの、夕方時点では落ち着いているようです。
ネットでトランプに関する情報を見ながら思ったのですが、彼は、世界中で注目されることを楽しんでいるのではないでしょうか。
であるなら、世界中が完全無視すればどうなるか。
関税のこと、グリーンランドのこと、パナマ運河のこと。
当事者にとっては大変なことですが、彼が何を言っても一切取り上げず、聞かないフリをしてみる。
ま、各国の事情からすると、そんなわけにはいかないですけどね。

関税引上げについては、2月からという話も出ています。
これから打ち出される新政権の様々な政策の効果については1〜2ヵ月程度時間を置いて様子を見ていく必要があります。

さて、国内の動きですが、この1週間は犯罪、スキャンダルで盛りだくさんでした。
三菱UFJ銀行の貸金庫窃盗事件、フジテレビのスキャンダルによるCM差し止め、兵庫県元県議の死亡とそれに絡んだSNSの問題と、様々な分野にわたるものです。

その中の一つ、貸金庫については税理士として関わることがあります。
相続税では必ず貸金庫の存在を確認するようにしていますし、税務調査で税務署の担当者と一緒に貸金庫に入ったこともあります。

マット・デイモンが主演した映画「ボーン・アイデンティティ」(2002年制作)では、スイスの銀行にある貸金庫に偽造パスポートや拳銃まで入っていました。
一般的には、そこまで入っていないはずですが、貸金庫は当事者以外に入れない閉鎖された空間であり、マネーロンダリングにつながりやすい存在です。
そこを巧みに突いた犯罪です。
しかし今は、ネットバンキングをはじめとするオンラインでの金融が普及し、キャッシュレスで現金を持ち歩かない時代。
人と一緒にマイナンバーもついてくる時代。
犯罪がきっかけとはなりましたが、銀行が取扱を縮小していこうとするのも時代の流れです。
もちろん、相続税逃れも含めたマネーロンダリングは別の形で生き残っていくのかもしれません。

話は全然変わります。
松山市と松山市沖にある離島の中島地区を結ぶ高速船について、この2月から使用している船を2隻から1隻とし一部運休することとなりました。
船員不足が原因とのことです。
地方ではこれからますます高齢化が進んでいきます。
その結果、日常の足となる交通網が機能しなくなってきて、住民の生活を大きく見直していく必要があります。
具体的には自動運転の実施、居住エリアの集中化等々。
行政の危機感は感じますが、具体的な施策の検討と実施はこれからです。
遠くを見る眼も大事ですが、近くのこと、自分のことも大事です。
自分ファーストです。

今後の松山藤原塾の開催予定は下記の通りです。
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