F&Aレポート

ストレスを和らげる眼球運動 目と脳は直結している!

 人間は視覚による影響を受けやすいと言われます。「メラビアンの法則」と呼ばれる、第一印象の決め手になる三大要素「視覚情報」「聴覚情報」「言語情報」の中でも、最も割合が大きいのは「視覚情報」で、全体の印象の55%の決め手になるというデータがあります。(聴覚情報 38%、言語情報 7%)

 ちなみに、「視覚情報」は、身だしなみ・態度・表情などの目から入る情報。「聴覚情報」は、声の大きさ、話すスピード、言葉遣いなどの耳から入る情報。「言語情報」は、話の内容そのものです。

「人は見た目が9割」という本が、以前ベストセラーになりましたが、9割とまでいかなくとも、視覚は脳に影響を与える最も大きな要因といってもいいのでしょう。

 そんな私たちの目と脳のつながりを生かした、ストレス対処法「アイムーブメント」(メンタルにいいこと超大全 宝島社)をご存知ですか?

 「アイムーブメント」で、ストレス緩和・脳スッキリ

1、目の高さに指を出し、その指をゆっくりと左右に動かして目で指を追います

2、右上から左下、左上から右下と動かし目で追います(1。2とも往復3回) 3、指先で無限大の形を描きながら目で追います

 1〜3を、首は動かさず、目の玉だけ(眼球)を大きくゆっくり動かすのがコツです。人目が気になるときは、指を使わずに目を動かすだけでも効果があるそうです。

 スマホやパソコンを使う時間が長くなると、目を動かす機会が少なく、脳の機能は衰えると言われています。集中力や思考力を高めるにも効果がある「アイムーブメント」です。