F&Aレポート

「ワイン」それは最強のコミュニケーションツール

 ワインはお好きですか?今年も11月16日木曜日午前0時には、ボージョレ・ヌーボーが解禁されます。一時期のようなお祭り騒ぎを最近はあまり見かけませんが、日本でも定着してきた行事なのではないかと思います。

 猛暑が一段落した頃に、ふと店頭を見ると「ボージョレ・ヌーボー解禁 注文受付中!」のポスターがありました。

 ボージョレ・ヌーボーに限らず、ワインの教養を身につけることは、幅広いジャンルを包括的に学ぶことになります。地理、歴史、言語、化学、文化、宗教、芸術、経済、投資など、ワインの知識は各分野に横断的に関わっているので、ワインを嗜むことで豊かな国際的知識も得られるのです。その多種多様な知識は、コミュニケーションツールとしての大きな武器になると言われています。

 特に欧米では、政治や宗教など、多種多様な人種が暮らし、考え方もさまざまなため、時事問題を気軽に話すことが難しいことも珍しくありません。ビジネスシーンでも、インサイダーの意識が強いため、仕事の話もうっかりできません。

 その際に、無難な話題として上がるのが、スポーツ、アート、音楽、映画、ワインなのだそうです。日常的にワインに親しむ欧米では、ワインの話で盛り上がることもしばしば。   ニューヨークなどの都会では、ビジネスマンの教養として、わざわざワイン勉強会に参加する人も少なくないと聞きます。(教養としてのワイン 渡辺順子著 参考)

 なんといっても、ワインは人と分かち合うことで、よりその存在価値が発揮されます。ワインを囲んで感想を語り合えば、連帯感と親近感がグッと増します。ワインは人と人をつなぐ力を持っています。ビジネスの潤滑油、コミュニケーションを広げ深めるツールとして秋はワインで乾杯してはいかがでしょうか。

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